パチンコ「プレミア演出」が大当りを“拒否”!? 「警察には黙っててやる」「遠隔か!?」など驚愕のクレームが…

　日常生活を送っている中で、予期せぬトラブルに遭遇する事は誰も体験したことがあるでしょう。

　私の場合もこれまでトラブルの絶えない人生を送っており、学生時代には霊柩車と接触事故を起こしたり、階段でゴミを踏んづけて階段から転げ落ち大怪我をした事もございます。

　親からは「不運の申し子」と呆れ気味に言われた事もありましたが、社会に出て一人暮らしを始めてからは更に増加。働いていた牧場で馬に蹴っ飛ばされたり、怪しい商売に勧誘されるなど多くのトラブルが私を襲いました。

　その中でも特にトラブルが多かったのは、ホール店員として働いていた時です。これに関しては過去のコラムでもご紹介しておりますし、「パチンコ店はトラブルがつきもの」と考えている方も多いのではないでしょうか。

　ホール内では、「出ない」とクレームを言われる小さなものから、悪意のある「迷惑行為」など様々なトラブルが発生します。故に、そういった場面に遭遇した際の対処法を記したマニュアルを用意している企業も多いです。

　私が勤めていたホールにはマニュアルはありませんでした。しかし、先輩スタッフの手本を参考にする事によって、ほぼ全てのトラブルを対処できるホールリーダーへと成長する事ができたのです。

　時には、玉の循環機能が完全に失われて閉鎖寸前となったパチンコ島を復帰させた事もありましたし、「ゴト行為」を発見してホールから追放した経験もございます。いつしか「どんなトラブルでもどんとこい！」と自信をもってホール巡回を行うようになったのですが…。

　いくら経験を積んでも解決するのが困難なトラブルが「一つ」だけありました。

　それはパチンコ・パチスロにおける「大当り超濃厚の演出」に関するクレームです。お客様から「プレミアム演出が出たのに外れたぞ！」などの声をいただいた際の対応は非常に難しいです。

　無論、演出に関しては、「100％大当りを約束する」ものはありませんし、基盤の不具合によって想定外の結果となる可能性も0ではないかもしれません。

　ただ、このようなトラブルは、お客様の「勘違い」「見間違い」である場合がほとんどです。実際にそのようなケースは多くありました。この場合の対応が非常に難しく、ホール店員が「見間違いでしょう」なんて言ってしまえば火に油を注ぐようなもの。「当るものが外れた」と怒り狂うお客様は更にヒートアップして収拾がつかない事態となってしまいます。

　ちなみに私は過去にパチンコ『海物語』を打っていたお客様から「サムが来て外れたぞ！」とクレームを受けた際、対応を誤って底なし沼の如きドロドロの展開を招いてしまった事がございます。

　怒り狂うお客様を前に「どうせ勘違いだろう」という気持ちが「本当にサムが出たんですか？」「見間違いではないでしょうか」という言葉として出てしまったのです。