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パチンコ「時速54,000発」も期待の新台デビュー!敏腕メーカー売上高は前年同期比「98.2%増」の大幅増収増益

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 2021年も業界を大いに盛り上げているヒットメーカー平和。7月にはパチンコ新機種『Pめぞん一刻~Wedding Story~』を導入した。安定感は強めながら、大量出玉も狙える仕様に反響が寄せられていた印象だ。

 8月には予測不可能の「蒼天上ボーナス」を搭載した『P新鬼武者 DAWN OF DREAMS』が登場。製品PV内で約11分での「10,000発」オーバーを公開しており、「約54,000発も可能!?」との声もあがっていた話題作。こちらもデビューから上々の稼働を見せている。

 今後も魅力的な新機種を投入予定。その手腕に期待が高まっている状況だが、そんな平和は8月5日、2022年3月期の第1四半期決算を公表した。

 これによると、売上高は前年同期比98.2%増の320億5,100万円、営業利益は43億6,700万円、経常利益は43億3,100万円、純利益26億3,300万円。前年同期の売上高は161億7,300万円、営業損失は44億1,500万円、経常損失は44億9,100万円、純損失は58億1,300万円だった。

 同社は1回目の全国的な緊急事態宣言が発令された前年同期と比べて、遊技機事業は販売台数の増加、ゴルフ事業は来場者数の増加等により、増収増益となったと説明した。

 当期間における日本経済は、輸出・生産活動を中心に回復の兆しが見えたが、いまだコロナ禍以前の水準に戻るまでには時間を要することが想定され、遊技機業界においても依然として厳しい経営環境が続いている。

 2022年1月末には旧規則機の撤去期限を迎えるものの、徐々に新規則機の入れ替えが行われているパチンコ機に対して、パチスロ機は新規則機の稼働低迷を要因に入れ替え需要は伸び悩み、プレイヤーの支持を得られるパチスロ機の提供が急務な状況だ。

 このような環境下、遊技機事業は「マーケットニーズを捉えた商品開発」、「販売台数の最大化及びメーカーイメージの回復」及び「コスト管理の徹底による高収益体質の確立」を基本方針に、パチンコ機は『Pガールズ&パンツァー劇場版』、『P NEW TOKIO』等、パチスロ機は『パチスロガールズ&パンツァー劇場版』を発売。

 前期発売機種の当機販売分等を含むトータル販売台数はパチンコ機が前年同期比約1万5,000台増の1万6,542台、パチスロ機は同約5,000台増の6,669台と、新型コロナウイルス感染症により新機種の販売を見送った前年同期と比較して販売台数は大幅に増加し、売上高は前年同期比678.0%増の91億1,600万円、営業利益は7,700万円(前年同期は営業損失33億100万円)となった。

 ゴルフ事業に関しては、緊急事態宣言再発令、まん延防止等重点措置に伴うアルコール提供の自粛、コンペの減少等の影響で顧客単価が想定よりも低下したものの、来場者数の増加及び新規ゴルフ場取得により、売上高は前年同期比52.9%増の229億3,400万円、営業利益は47億9,600万円(前年同期は営業損失5億300万円)と、遊技機事業と同じく前年同期を大きく上回った。

 通期計画としては、パチンコ機は『Pめぞん一刻~Wedding Story~』、『P新鬼武者』、『Pうまい棒』など8タイトル10万8,000台、パチスロ機は『パチスロ麻雀物語4』など5タイトル52,000台を販売予定。

 ゴルフ事業を含めた売上高は前期比39.9%増の1,507億円、営業利益は同319.8%増の223億円、経常利益は同269.0%増の214億円、純利益は139億円とした。

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