パチンコ「10R比率100％」の神SPECマシン！ 3000発フラグで至極の爆裂モードへ!!

　ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、現代デジパチ演出の礎を築いたキラーコンテンツがP機時代に限界突破のスペックを爆誕させた『P神・天才バカボン～神SPEC～』（以下神バカボン）だ。

　前作から6年、満を持して登場した『バカボン』シリーズ最新作は、P機時代における高規格スペックを最大限に活かした格別の出玉性能を有している。

　大当り確率が1/319.7のミドルタイプとなる本機。右でも左でも大当りすれば最大出玉となる10ラウンド約1500発が獲得できるうえに、突入率が75％、最高継続率が約81％のRUSHが搭載されているのである。

　状態にかかわらず1500発取れる機種といえば『海物語』シリーズに代表される次回ループ型の確変を搭載した安定感をウリにしたマシンがほとんどであることを考えれば、その出玉感プラスで連チャンも楽しめる本機の特殊性がおわかりいただけよう。

「通常大当りでも1500発は助かる」「ボーダー低くて甘い」とそのベースにある性能の高さに多くのファンが着目している。もちろん、連チャン性も期待感抜群で、特に大当り2発が濃厚となる「超特訓」の存在感は際立っている。

　3000発獲得に加え、時短70回転＋残保留4個で展開される最上位モード「神鬼RUSH」への突入もなされるこの爆裂トリガーが、勝利のカギを握るのは間違いのないところであろう。

　ただ、この「超特訓」は時短42回＋残保留4個となる「鬼RUSH」中の大当りの33％に振り分けられており、ループ率約65％の下位RUSHで引き戻しつつその大当りを引っかけなければならないので、けっこうハードルが高い。

　もちろん「神鬼RUSHなしで7連」「超入らずだけど6連して8000発」など、下位RUSHでも連チャンすることはあるが、スルーや単発の発生頻度は高めで、「超特訓」を引けずに諦める打ち手も多いようである。

　3000発フラグ付きで81％ループ、オール1500発というと一撃狙いの即ヤメといった立ち回りを選ぶファンも多い。P機になって出玉性能が爆上がりした影響で、その立ち回りを好む傾向も強い印象。ただ、本機はむしろ通常時でも1500発取れるメリットを活かし、粘りの戦略をもって挑んだほうが結果に結びつくのかもしれない。

　ボーダーも低いので持ち玉遊技によって優位性を確保し、単発、ちょい連で確保した出玉で「超特訓」や「神鬼RUSH」まで繋ぎ、それらの爆発力をもって大きな出玉を確保できればさらに確実性が増す。そうしてある程度の長いスパンでまとまった出玉を積み上げるような道筋である。

　とはいえ、81％オール1500発の爆発力に期待する気持ちも理解できる。「神鬼入って2万発」「13連達成」「3万発クラスはそこそこ見る」「5万発出た」など、一撃の出玉性能は魅力たっぷり。

　つまり、跳ねてよし、粘ってよしの「神SPEC」は伊達じゃないのか、その目で確かめてほしいところである。それだけの価値はあるスペックであろう。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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