パチンコ「架空のスキー競技」が歓喜を呼ぶ！ 抱腹絶倒の傑作!!

　何かと話題をふりまいている北京オリンピック。日本選手が出場する期待の競技も多数ありますが、やはり残念だったのはスキージャンプ混合団体『高梨沙羅』選手のスーツ規定違反での失格ではないでしょうか。

　未だに尾を引いており様々な議論がなされているようですが、応援している身分としてはとにかく残念としかいいようがありませんでした。

　本人がインスタグラムに謝罪文を掲載したのは異例のことでしょうし、その真っ黒な投稿画面を見ると胸が痛むばかりでメンタル面の心配もされます。早く元気を取り戻し、その素晴らしいジャンプと笑顔を見せて頂きたいものです。

　では本題ですが、パチンコにもスキージャンプがあることをご存知でしょうか？ 2006年に平和がリリースした『CRスキージャンプ・ペア』（入門編、初級編、中級編）がそうです。

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　スキーヤーが二人一組でジャンプし合体技を披露するという架空の競技をパチンコ化したものなのですが、これが本当に良く出来ておりました。　

　リーチは全てジャンプ技に挑む演出となり、技の披露後に着地成功で大当りというもの。オリンピックよろしく金、銀、銅の結果次第で大当り出玉と電サポ回数が異なるシステムでした。

　この合体技と実況が、とにかく爆笑もので本当に腹を抱えて笑ってしまう程なのです。初級編が甘デジでしたが当時はよく打っておりましたし、まずまずの販売台数だったと記憶しております。

　確変は転落抽選タイプでしたが電サポは決まっている回数までは継続するため、確変中なのか転落しているのか判らずハラハラドキドキして良かったですね。

　2013年には後継機種の『スキージャンプ・ペア2』（EXL1、EXL9）がリリース。　こちらは前作のデジパチタイプとは違い演出面は踏襲しつつも、ゲーム性は大幅に変更されています。　

　着地成功後は50%でSJPラッシュに突入し、右打ちで1セット18ゲームあたり約900個の出玉が獲得でき、それがループするという特殊なスペックでした。

　以降は後継機種がリリースされていないスキージャンプですが、その最大の魅力は抱腹絶倒の演出に尽きるといっても過言ではなく、稀に見る通常時にめちゃくちゃ楽しめる機種。それがスキージャンプ・ペアでした。

　ちなみに2006年には『スキージャンプ・ペアRoad to TORINO 2006』として映画化されており、プレイステーション2やアンドロイド用のアプリでもゲーム化されていますのでご興味のある方は是非！

　個人的な大ファンとしてはそろそろ続編のリリースもお願いしたいところですが、当時のPVがこれまた秀逸なので是非ご覧になってください。

　ではまた。

CRスキージャンプペア2　ロングPV – YouTube

（文＝電撃しらっち）
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。