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パチンコJACKPOT獲得で「7連6000発オーバー」を約束…揃う図柄にアツくなれた名機!!

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 かつて図柄には意味があった。もちろん、いまでも「7」が特別な存在であったりするのだが、時短突破型や1種2種混合機の隆盛によって特に通常時においてはまさに数字以外の意味をもたない。ただの記号である。

 奇数ならスーパーラッキー、偶数なら残念当りと確変の突入を図柄で示すもの。それ以前の現金機では、「3・7」を最上位に、その他の奇数あるいはキャラ絵柄・シンボルマーク、そして偶数というように大当りした際の図柄によって時短回数が3段階くらいに分かれているものもあった。

 同じ当るにしても、揃った数字・図柄によって恩恵が変化するという喜怒哀楽がゲーム性に加わっていたのである。

 そのような図柄に意思とパワーを込めたライトミドルタイプの名機が『CRぱちんこRio』である。ただ、その前に本機の元となった機種の話をしよう。『CR及川奈央のフルーツスキャンダル』。

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 この『フルーツスキャンダル』(メイン機種は大当り確率が1/318.8のミドルタイプ)では業界初の新機能として「ナンバーリンクシステム」が搭載されていた。これは大当りした図柄の数だけ連チャンを期待できるという斬新なゲーム性になる。

 7回ワンセットとなる確変において、2ラウンド確変で大当り回数と電サポ状態をコントロールするといった仕組みでこのような連チャンシステムを可能とした。このメカニズムを応用したのが『Rio』である。

 7回リミッターの確変までは同じだが、「3」か「7」の図柄で大当りすると以降通常大当りを2回引くまで連チャンモード「スーパーリオタイム」が継続する。いわゆる2回ループの特性が備わっているのである。

 また、「JACPOT」図柄で大当りするとリミット最大となる7連チャンが約束されるプレミアムフラグとなる。右打ち中はオール10ラウンド約900発なので一撃6000発オーバー。7連終了後には時短100回転が付与されるので引き戻しによるさらなるループも可能だ。

 さらに、この時短「ジャックポットチャンス」中の大当りはJACPOT図柄揃い濃厚なので、一挙に10000発以上の出玉を獲得できるのである。チャンスモードの引き戻し率は約34.2%。だいたい1/3の確率でプレミアムフラグがループするのである。

 ライトミドルといえば、大当り確率と連チャンや出玉感のバランスの良さが利点であるが、本機は出玉にリソースを割いた尖ったスペック。大当り確率が1/256で確変突入率100%ながら、初当りの7割近くが出玉なしであったり、ヘソ抽選の半分以上が電サポなし確変であったりとかなり刺激的なマシンになっている。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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