「新規パチンコ店」が住民とバトル!? 怒号が飛び交う〇〇…
新規パチンコ店出店で住民側とバトル!?
先日、とあるパチンコ店を視察しました。そのパチンコ店はオープンしてから数年経過していますが、稼動や集客も上手くいっている感じです。そんな状況から、同法人でも「基幹店」として指定されているみたいですね。
同店の数キロ周辺には、競合するパチンコ店が4軒ほどありました。しかし、同店はそれらに流されることなく高稼働店舗として評判となっていったのです。
ではこのパチンコ店は、結果的に立地場所が良かったのでしょうか。残念ながら、そこまでの良い場所とはいえません。本来であれば、パチンコ店が立地できないような場所なのですが…。
今回は、そんなパチンコ店新規進出までの道のりがゴタゴタしてしまった実際にあるお話です。
怒号が飛び交う住民説明会…オープンは可能だったのか?
そのパチンコ店が出店した場所は、その街の郊外です。大きな駅からはバスで約20分掛かり、バスの終点転回所があります。隣りの街との境界となりますが、肝心の道路が繋がっていない行き止まりみたいな感じです。一応、車がすれ違えるかどうかの微妙な細い道で繋がっています。
件のパチンコ店は何かの工場の跡地に建てられました。駐車場は700台くらいは停められるスペースは確保。立体駐車場は建てることができなかったのです。
この周りは、本当にパチンコ店立地には相応しくないと思えます。それは高層マンションがカタカナのコの字に立地しているからです。
しかも、敷地の隣には高等学校も立地していました。現在もそうですが、当時もこの環境ならばパチンコ店を出店することは困難だったはずです。
では、どのようにしてこの問題がクリアできたのでしょうか。残念ながら、クリアができていないままの状況みたいです。周辺住民から「パチンコ店出店反対!」などを示す立て看板など、普通ならば数々あるはずです。オープン当初は多少ありましたが、現状は全くありません。
オープン前には、パチンコ店が主催した説明会に周辺住民も参加しました。店側は、「パチンコ店ができれば、最初は反対していても、皆さんは私たちに感謝するようになります!」とか、「最近では高齢者の皆さんの憩いの場になっています!」などと説明しました。
すると住民側からは失笑したそうで、店側が「笑うな‼」と怒鳴りつける場面もあり、双方怒号が飛び交ったのです。
住民側は、色々と防犯カメラの設置・通学路の確保・警備員の常備・営業時間の短縮などを店側に要望しました。しかし現在まで、それらは全くない状態みたいです。
また、この街の議会でも度々この問題が取り上げられました。肝心の学校までの敷地距離について、このオープン前までに知らない間に200メートルのルールが撤廃されてしまい結局はグランドオープン。今日まで営業しています。
もしかしたら、この話題をご存じの皆さんもいらっしゃいます。意外と出店反対運動は、他にも存在していたはずです。逆に「パチンコ店を出店してほしい運動」なんてあるのでしょうか? 探してみたいと思います。
(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。
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