【ドットパチンコ名機】半日で18箱も積み上げた超高確率3回権利モノ
パチンコ機には「デジパチ(第1種)」や「羽根モノ(第2種)」や「権利モノ(第3種)」といった機種種別がありました。直近の機種では「1種2種混合機」も存在しています。
私は基本的にデジパチでしたが、たまに権利モノも打っていました(前回も権利モノについて紹介しています)。私が打ち始めた頃の平成初期、権利モノは3回権利が多かったです。大当り確率は平均して300~350分の1辺り、打玉は合計で約6,000発獲得できました。
そんな権利モノでも、大当り確率がとても高い機種も存在していました。ただし確率が高いということは、何かしら出玉にも差をつけているゲーム性がありました。液晶タイプではなく、赤いドットのパチンコ機です。
今回は、1995年発表の『ドンキホーテ2』(豊丸産業)です。以下、簡単にスペックを紹介いたします。
『ドンキホーテ2』(豊丸産業)
大当り確率155分の1、賞球数は7発と15発です。厳密には「変則3回権利モノ」でした。出玉は合計3回の権利を獲得できても、出玉にバラつきがあります。打ち方は、普通のデジパチと同じくヘソスタートでデジタルを回します。でも権利モノですので、基本スルー式です。絵柄が揃えば大当りで、盤面下にある権利獲得アタッカーに玉を入れて、権利獲得できれば右打ちで玉を増やしていきます。
超高確率3回権利モノ…1回目ラウンド振り分けが最重要!
そこまでは普通の権利モノと同じですが、同機は権利が発生する度に大当りラウンドの振り分けが存在していたのです。出玉が多いのか、少ないのか、ドキドキするものです。でも同機は、初当りの1回目の権利発生時に意外と決まってしまう場合もありました。
大きなドットデジタルの下には、小さなドットも備わっていました。「16と2」の数字がクルクルとスクロールしているデジタルは、ラウンド振り分けのためのサブデジタルだったのです。
同機の特徴的なモノですが、1回目の獲得時に16ラウンドだったら2回目や3回目も「全て16ラウンド」となり、その逆もあって「全て2ラウンド」なるリスキーな機種だったのです。
実際に、その振り分けがどんな感じとなるのかをデータにしたことがありました。
〇〇〇
① 16R、16R、16R…15パーセント(約6,720発)
② 2R、16R、16R…25パーセント(約4,760発)
③ 2R、2R、16R…25パーセント(約2,520発)
④ 2R、2R、2R…35パーセント(約840発)
〇〇〇
1回目に2ラウンドでも、次に16ラウンドを引けば3回目も16ラウンドが約束されたゲーム性。しかし、仮に全て2ラウンドだったとしても現在のP機に比べると遊びやすかったので持ち玉で何とか引き戻せることは可能でした。したがってパチンコ店の営業形態では、そのほとんどが「無制限」営業だったのです。
同機で半日打って約45,000発も出してしまったというのが最高出玉数でした。2,500発用のドル箱で、18箱近くも積んでしまったのです。その時は椅子の横に積んでいたのではなく、そのパチンコ店では珍しく別積みをしてしまったという良い思い出です。
演出面はシンプル性を重視した機種で、赤ドットデジタルの絵柄が数字だけでした。リーチは3種類で、「ノーマルリーチ」と2周以上から発展の「拡大リーチ」、左絵柄停止後で中・右絵柄が同時に回転する「同期リーチ」でした。
激アツな演出は「同期リーチ」だったと記憶しています。ただし権利発生中は上記の演出はほぼ皆無で、ストレートに3つ揃っていました。
『ドンキホーテ2』を設置していた某パチンコ店では、発売元のメーカー「豊丸産業」の機種を入れる傾向が高かった印象でした。一般電役の『UFO伝説』や連チャンデジパチの『ビックボンバー2』など、他店と差別化した機種を取り揃えていたのです。
そんな大好きだった某店は、既にクローズしています。今後も思い入れのあるパチンコ店が減らないように、色々と守っていかなければなりません。
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