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自家買いなどで処分。新潟の大手チェーン2店舗がHPで「休業」を発表

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新潟の大手チェーン2店舗がHPで「休業」を発表

 新潟県のパチンコホール「DAMZ竹尾インター本店」及び「DAMZ新発田店」がこのほど、それぞれのホームページ上で3月1日から5月31日までの休業を発表した。

 理由は、新潟県公安委員会より営業停止処分を受けたことによるもの。営業再開は6月1日を予定しており、ホームーページで告知する。休業期間中は貯玉、貯メダルの交換手続きが不可で、営業再開後はそのまま利用できる。

 上記2店舗などパチンコホール計19店舗を運営する株式会社第一実業は2022年10月26日、景品交換所で客から直接景品を買い取ったとして、社長ら4人が風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反(賞品買取違反)の疑いで佐渡警察署、新潟東警察署、新発田警察署、新潟中央警察署、新潟警察署および生活保安課の合同捜査班に逮捕された。

 複数の報道によると、逮捕された4人は2022年4月上旬から7月上旬までの間、DAMZ佐和田店・竹尾インター本店・新発田店の付近にて、ホールが客から景品を買い取ることは禁止されているにもかかわらず、客から景品を買い取った疑いがあるとのこと。景品は別会社を通じて買っていたものの、その別会社は逮捕された4人が運営に関わっており、業務全般を実質的に経営管理していたと判断したそうだ。

 加えて、DAMZ佐和田店においては、あらかじめ新潟県公安委員会の承認を受けずにパチンコ台の釘を調整し、性能に影響を及ぼすおそれのある変更をした疑いで、元店長の男1人も逮捕された。

 これらの情報は2022年2月に匿名情報提供があり、捜査の過程で今回の事件が発覚した模様。新潟での賞品買取違反の疑いや、無承認変更違反の疑いでの逮捕は初の事例だそうだ。

 なお、パチンコは「三店方式」という独自の換金システムを採用しており、これは実質的に横行していた換金を「グレー」から「白」へと移行させるため、大阪府警OBで退官後に心斎橋でパチンコ店を開業した水島年得氏が1961年に考案したもの。

 三店方式とはホールで客が出玉を特殊景品に交換→その特殊景品を近所にある専門の古物商に売却→その古物商は貯まった特殊景品を問屋に売却→その問屋は買い取った景品をホールに卸す…といった仕組みで、3つの業者を介していることから三店方式と呼ばれている。仮にホールと古物商が直接取引をした場合は違法となる。

パチmax! 編集部

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