これぞ「羽根物」の頂点!!【パチンコ名機回想】

人気の「パチンコ回想」企画。今回ご紹介するのは、今なお語り継がれる「羽根モノ名機」をアツく語ったコラムです。※この記事は、2019年9月配信記事を再編集したものです。
■羽根物コラム『マジックカーペット』
私の中で羽根物の頂点であり、パチンコの最高傑作である。
最初に打ったのは旧要件の『マジックカーペット』(三共・現:SANKYO)であったが、『フライングカーペット』に続き、『CRマジカルカーペット』『CRミラクルカーペット』『CRマジカペ』と長年にわたりシリーズ化された名機のシリーズとなる。
シリーズで基本的なゲーム性はほとんど変わらず、どの時代でも通用する面白さは本機が普遍性を持ち合わせている証左ではないだろうか。
ただ、基本的なゲーム性は変わらないと言ったが、『マジックカーペット』から『フライングカーペット』への移行では、実はスペック面だけでなく、けっこう重要な変更がなされていたのである。
まず『フライングカーペット』では通常時にVゾーンが左右に動かない。これはかなり衝撃で、こちらとしては左右に動いてこその面白さだという認識だったのである。
この動きによって瞬間瞬間で毎回違う局面を発生させられる、まさにゲーム性の「振り幅」が得られるからである。
そして、もう一つの変更点は玉がVゾーンへ向かうステージの中央に突起物が仕込まれるようになり、V入賞ルートなど玉筋が初代と異なるようにもなった。
『マジックカーペット』では、ステージを縦横無尽に転がる玉が、くだんの動くVと絡んでファンタスティックなV入賞を見せるなど、多彩なイレギュラー入賞パターンがその魅力の一つとなっていたのである。
これらの変更の影響は地味に大きく、うるさがたのディープなマジカペファンにしてみれば、「まったく違う台」だとして、完全に後継機を否定する評価にもつながるほどの出来事である。
■攻略要素も兼ね備えていた名機

それでも、私には『フライングカーペット』は『フライングカーペット』で非常に面白く、初代と変わらずこの台を愛し続けたのである。
とはいえ、『マジックカーペット』を初めて打った時の衝撃は忘れられない。こんな面白いものが世の中にあったのか、と。パチンコはなんて面白いんだ、と。
その後の人生を決定づける出会いでもあった。時代的にギリギリ間に合ったタイミングといい、本当に幸運であった。
この機種はまた、単純なゲーム性だけでなく、攻略要素も兼ね備えていたので、遊技としてのパチンコの魅力も認識させてくれた台でもあった。
強烈に右打ちして、右側に搭載されているゴムの跳ね返りが役物入賞を手助けする「ゴム打ち」や貯留解除時に玉の打ち出しを止めて玉突き事故を防ぐ技術など、多くのことを学んだものである。
それと同時に「考えながら打つ」ことを、このマシンから教えてもらった。今、若者はおろか、年配や同世代の方でもスマホ片手に動画を見ながらパチンコを打っている様子をよく目にするが、なにやら隔世の感がある。
攻略要素などない機種だとしても、この時代の習慣が身についていることとファン雑誌の編集をしていた頃に叩き込まれたデータ取り実戦において演出からなるべく目を離さないでいるという習慣が刷り込まれている私には、回りが落ちてきたらスロトークの微調整をするなど、やることがないながらに何かしようとしてしまう。
そして、最大限にパチンコを楽しもうという気持ちが根底にあるのは、こうした羽根物の日々を過ごしてきたからである。
千夜一夜の物語を紡いできた羽根物という魔法のランプによって生み出された夢の国の扉を開ける呪文が『マジックカーペット』だったのである。開けゴマ。
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