パチスロ今さら聞けない「期待値」……【基本〜勝ち組の考え方まで】
この時点で450回2000円を得て550回1000円失うので(900000円-550000円=350000円)で350000円プラスになっている。おめでとう、かなりのプラス収支だ。
しかしよく考えれば期待値はプラス500円のはずだ。1000回チャレンジの期待値は500000円、これでは150000円足りない。更にチャレンジし続ければ足りない分を取り戻せるかもしれないし、更に足りなくなるかもしれない。
これが「期待値と確率の収束」である。1000回のチャレンジの中では20回ハズレたこともあるかもしれない。しかし結果的にはプラスになった。パチスロでも「期待値」という言葉が広まっている理由はここにあるだろう。
スロプロは「期待値プラスの台を数こなせばプラス収支に偏っていく」という考え方で稼いでいる。これはハイエナでも設定狙いでも同様だ。
パチスロライターのガリぞうさん曰く「下ブレた分は一生返ってこない」とのこと。それでもプラス期待値の行動をすることが勝利に繋がっているという。
(文=大松)