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パチスロ実戦でも頭を抱える〝アノ問題”…【濱マモルののほほんコラムVol.163~意図せぬ動作~】

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パチスロ実戦でも頭を抱える〝アノ問題”…

 アロハシャツを洗ってもらおうとクリーニング屋さんへ向かうと その店の駐車場に警察官がいた。

 叩けば咳き込むほどホコリが出る人間だけに、警察官に遭遇するとついつい反射的に身構えてしまうが、その警察官は丁寧に誘導灯で入庫を指示。どうやら、駐車場内で事故があったようだ。

 車から降りると、老夫婦が調書を取られていた。見ると、一台の車でフェンスをぶち破って隣接する民家へ突っ込んでいる。アクセルとブレーキを踏み間違えたらしい。その民家は驚愕しただろうが、老夫婦に怪我はないようでなによりである。

 過去、我が家も同様の事故を喰らったことがある。アタシはその日、横浜スタジアムという名の居酒屋で野球観戦中で不在だったのだが、嫁さんによると突然、落雷のような爆音が鳴り響き、外に出ると塀に車が激突。向かいに住む高齢者が車庫入れ時に操作を誤ったようで、帰宅後に確認すると、塀は豪快に壊れていた。

 ちょうどその頃、我が家は庭や駐車場をリニューアルしようと考えていた。では、この破壊された塀もそのタイミングで…と思い、しばらく放置していたところ、件の高齢者から「お願いだから、早く直してください」と頭を下げられる始末。

 それでもこちらにも都合はあるし、結局、数ヶ月ほど壊れたままの状態でさぞ気を揉ませてしまった上、近隣からはいつまでも修繕しないことで引っ越しの噂まで立ってしまったことは、誰一人怪我人がいなかったが故に、今となっては笑い話である。

 歳を重ねると、若かりし頃のような判断、動作ができなくなるものだ。

つくづく老化したなぁと…

 パチスロでありがちなのが、コインサンドでの操作ミス。パーソナルシステムに入れたコインを出すつもりが千円投入ボタンを押してしまうことは日常茶飯事で、等価交換のホールならばともかく、そうではない都内のホールではその都度、頭を抱えている。

 動作を誤らなくても、惨劇が起こることもままある。それは、コインサンドから下皿までを結ぶ、名称は分からないが、あのルートを遠ざけていることに気付かなかった時。あっと思った瞬間には手遅れ、焦るアタシを嘲笑うかのようにコインが床に向けて一気放出されてしまうから困ったものである。

 50枚、ホールによっては46枚。これを全て回収するのはなかなか難儀であり、場合によっては遠方まで転がってしまっているケースもある。

 もちろん、これは我が失態だ。目に付くところだけ周囲に謝罪しながら拾い上げるのだが、その際に高確率で発生するのが、台間ボードや観音開き筐体の液晶に頭を強打すること。特に後者は漫画のように星がくるくると回るほどで、それを味わうにつけ、つくづく老化したなぁと切なくなるのであります。

濱マモル

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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