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人気パチスロ漫画誌が休刊。作り手の現状に漫画家が苦言

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人気パチスロ漫画誌が休刊に様々な反応

 ガイドワークス発行の漫画誌「パチスロパニック7」が10月6日発売の今号をもって休刊した。同誌は1998年に創刊。奥田渓竜作の「パチスロ115番街」、沖圭一郎作の「フラグのジョー」、星野誠一作の「パチスロで家族を養う男」、すずき寿ひさ作の「マイダス王の指」、塚原洋一作画の「パチラッチ」など数々の人気作を掲載し、全盛期は発行部数30万部とも言われている。

 だが、紙媒体の衰退化やパチスロ人気の低迷により、徐々に発行部数は減少。DVDを付属する、女性演者を前面に押し出した表紙デザインに変更するなど試行錯誤を繰り返すも、残念ながら売上回復には至らなかったようだ。

 この休刊には多くのガイドワークス系ライターが反応しており、赤坂テンパイ氏は「奥田先生に初めて描いてもらった時は感動した」、中武一日二膳氏は「ショックすぎてつぶやきが進まぬ」、成田ゆうこ氏は「大変お世話になりました」、まりも氏は「駆け出しの頃、様々な記事でライターのイロハを学ばせていただきました」などとTwitterにコメント。塾長氏はDMMぱちタウンで連載中のブログにて、その思いを綴っている。

 一方、とある漫画家は「最終号の想いを文字にしたためた」と長文を投稿。その内容が非常に辛辣なもので、大きな反響を呼んでいる。

ファンからも大きな反響が。パチンコメディアは今後、どうなるのか

 まず、冒頭では「こんなおもろい本で21年も仕事ができる、幸運な漫画家暮らしでした…という時代もあったという過去形が正直な感想」とコメント。近年についての意見も語っており「本そのもののファンなんて作れるわけがない」と続けた。

 また、そうなってしまった現状については「責任は誰かがとらねばならない」とし、「まずは長寿というだけで連載を継続させてもらった自分」と発言。休刊前に自ら連載の終了を申し出ていたことを告白した。

 これにファンからも「DVDを付けないと、女性ライターが露出しないと売れないのは漫画として難しい」「当事者の意見は核心」「いつの頃からか、スロ雑誌なのに?という感じ」などと同意コメントが殺到。同誌で連載を持つ別の漫画家も「腹切った上で守りと通すべきを通す短くも重い文」とリツイートした。

 ただ、件の漫画家は「毎度女子否定と思われるが、それは勘違い」と強調。物作りが傾いた時に「声が届きやすい女子染めに走る」とし、「使われている女子は悪くない」と持論を展開した。

 ご存じの通り、現在のパチンコ・パチスロメディアは動画が主流だ。となると、”映える”女性演者が増えるのは当然の成り行きだが、反面、古くからのファンが離れてしまう危険性もある。続々と休刊が続くパチンコ・パチスロメディアは今後、どうなるのか。ファンとしても注視したいところだ。

(文=編集部.)

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