スマスロ『ヴァルヴレイヴ』で話題の“ミミズモード”…その原因が判明? 業界の大物は「不信感しか募っていかない」などと指摘
次世代遊技機として11月21日より全国導入を開始したスマートパチスロ、略してスマスロ。メダルレスであるスマスロは専用ユニットが必要なだけに、まだ未設置のホールも少なくないが、設置ホールでは初日から出玉旋風を巻き起こしており、中でもファンを虜にしているのがSANKYOの『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』である。
現行機屈指の超荒波スペック
本機は1G純増約7.2枚のAT機能が出玉増加の主軸で、主なAT突入契機はボーナス。そのボーナスには「決戦ボーナス」と「革命ボーナス」の2種類があり、ベルナビ8回+αの決戦ボーナスはガチ抽選でのバトル勝利でAT確定、50G+α継続の革命ボーナスは払い出し666枚到達でATへと繋がる。
AT当選後はまず「革命RUSH」が始まり、継続ゲーム数は10G~100G+α。消化中はチャンス役成立でゲーム数及びセット数上乗せ抽選が行われ、トータル継続率約77%の同ATを3セット継続させられればトータル継続率約90%の上位AT「超革命RUSH」へ昇格する。
要するに、勝利のカギを握るのは超革命RUSH。ひとたびブチ込めれば瞬時にして数千枚、時には万枚を突破することもある反面、超革命RUSHへの足掛かりとなる革命RUSHさえも引けなければ、出玉グラフは急降下する。
ミミズモードは「設定L」のような保通協対策モード?
いわば、本機はハイリスクハイリターンのマシンなわけだが、ホールでは、そんなシステムにそぐわない出玉グラフを描いている台があるのも事実。巷では「ミミズグラフ」などと呼ばれており、これについてはベテランライターの大崎一万発氏も自身のYouTubeチャンネル「まんぱつ」内の動画で触れている。
大崎氏によると、この出玉グラフは「保通協対策モードへ突入した」ことが原因とのこと。保通協対策モードとは、警察庁が定めた「健全な遊技機」を逸脱しないように、一部のマシンに搭載されている「設定L」のようなものだそうだが、同モードに関しては「かなり確率の高い筋から聞いた話」との前置きの後、「設定変更なり打ち変えなりで、一定の割合でそのモードで突入する」と説明した。
「情報公開は全部すべき」「不信感しか募っていかない」などと持論を展開
となると、ホールは意図的に同モードを選択できないことから、「一生発動させない手順的なものも、おそらくはある」そうだが、現状、「その手順は公開されていない」模様。これについては賛否両論があるものの、大崎氏は「5号機時代からあったこと」とし、「企業努力」「否定はしたくない」と続けた。
一方で、同モードの詳細が「一切、アナウンスされていない」ことに関しては、「情報公開は全部すべき」と持論を展開。「都合の良いことだけ言って、悪いことを黙って口をつぐむと、不信感しか募っていかない」とし、他メーカーも同様な手法で台を製造するようになると「信じて打てない」と懸念した。
「僕が言ってることは全部ガセで、偶然の可能性すらゼロではない」。番組終盤に大崎氏はこう述べると、「今後、遊技機の作り方、そして情報公開の在り方というのは、未来に向けてちょっと変えていかなきゃならない」と話をまとめた。
(文=編集部.)
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