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不正に改造された「裏モノ」パチスロ… その歴史回想動画が話題

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 2006年にみなし機が全て撤去されるまで、全国のホールには裏モノが存在した。裏モノとは、いわゆる「不正改造パチスロ」。意図的に連チャンを誘発するイリーガルなマシンだ。

 パチンコ・パチスロ系YouTubeチャンネル「ぱち馬鹿っ!!」内の動画では、当サイトのコラムでもお馴染みのアニマルかつみ氏が、そんな裏モノについて詳しく解説。その内容に、「わかりやすい」「面白かった」「勉強になった」「懐かしい」などと大きな反響が寄せられている。

1号機時代も「不正改造が後を絶たなかった」

 この動画によると、裏モノは「0号機の時代からあった」模様。「ホッパーにメダルが貯まると動的に天井へ到達する」「モーニングも簡単に仕込める」など「やりたい放題」だったそうだが、1985年、新風営法の施行により、保通協(保安通信協会)による型式試験が義務付けられた。

 ただ、1号機時代も「不正改造が後を絶たなかった」ことで、「ちょっと基盤を改修しましょう」「封印シールを張りましょう」と1.5号機へ移行。それでも不正の根絶には至らず、2号機時代には攻略誌の影響もあり、メーシー販売の2-2号機『リバティベルⅢ』や、ユニバーサル販売の『リバティベルⅣ』などの裏モノが世に知れ渡った。

 その後、3号機時代への到来と共に、裏モノがメジャー化。その理由は3号機から「シングルボーナスの集中役のパンク確率アップ」と「フルーツの集中役廃止」を受けて出玉の波が「単調」になったことで、導入と同時にチューンアップされていることも少なくなかった。

大連チャンは「CS-90」と呼ばれる部品が誘発していた

 その代表的な機種として取り上げられたのが、瑞穂製作所の『コンチネンタル』。このコンチネンタルは「1桁とか、クレジット内の早いゲーム数でビッグがバンバン当る」仕様だったそうで、解析の結果、大連チャンは「CS-90」と呼ばれる部品が誘発していたという。

 また、アークテクニコの『ワイルドキャッツ』や、当時は同社と業務提携下にあったバルテックの『セブンボンバー』なども紹介。これらは成立したフラグを貯め込み、然るべき条件を満たせば放出する「貯金方式」を採用していたそうで、その詳細を知った際はアニマルかつみ氏も「すげー、なんだこりゃ」などと驚いたそうだ。

 このほか、3号機時代にはサミー工業の『アラジンⅡ』なども爆裂化。アニマルかつみ氏によると、「不人気で1回無くなってしまった台を、もう1回引っ張り出す『返り咲き』系もあった」そうで、「とにかく、乱れに乱れていた」という。

 規則の厳格化やコンプライアンスの向上などで、今では考えられない裏モノ。興味のある方は、是非ともご視聴いただきたい。

パチmax! 編集部

パチmax! 編集部

パチンコ・パチスロの新台をはじめとした機種情報や、業界・メーカーの最新情報などファンが気になる内容を様々な切り口から発信するニュースサイト。大御所ライターなど著名人のコラムも連載中。

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