有名パチスロライターのバンド「タカハシ」〝裏話”…結成秘話・「マジでヤバかった」爆笑エピソードも回想!!【元営業課長みそ汁×河原みのり×濱マモル特別座談企画②】
パチンコ・パチスロライターには、なぜか音楽好きが多い。実際に楽器を演奏し、バンドを組むライターもおり、元営業課長みそ汁・濱マモル・河原みのりが在籍する「タカハシ」も、そのひとつ。
今回は、2023年1月にアルバム「万枚ワッショイ!」をリリースし、現在、全国ツアー中のタカハシにまつわる激アツトークで盛り上がった。
※前回の座談会はコチラから
- <目次>
- 「タカハシ」結成秘話
- みそちゃんが『みんなで旅行がしたい』って…
- その時、星矢で11万円使ってたから…
- 2日で4回ステージ…『〇〇か』って思ったわ
- 河原「スカウトです!」みそ「そういうことに…」
- 4曲しかやりませんでした。『もう無理だ』って
- 11月は最高のパフォーマンスになると思いますよ
- タカハシ公式HP
■「タカハシ」結成秘話
-まずは、結成の経緯をお聞かせください。
濱マモル(以下、濱)「それは、アタシとみそちゃんのルーツである男闘呼組のコピーバンドをやろうって話をしたのがきっかけよね」
元営業課長みそ汁(以下、みそ)「そう。初めて会った時にも男闘呼組の話をして、それで仲良くなったんだもんね」
-男闘呼組は、僕が小学生の頃に人気でした。
濱「男闘呼組のデビューって、我々が小6か中1くらい?」
みそ「光GENJIが流行ったのと同時期くらいだよね、きっと」
-男闘呼組がルーツとは意外ですね。
濱「それと並行して筋肉少女帯やアナーキー、ZIGGYなんかも聴いてましたけど。みそちゃんはニューロティカとか、好きだったでしょ」
みそ「バンドブームだったしね、その頃」
濱「懐かしいね」
みそ「やっぱりバンドを組みたかったんだよね。歳を取ったらできないじゃないですか。『バンドやろうぜ』ってなっても、ホントできないんで」
-たしかに歳を取ると腰が重くなります。
みそ「だから、タカハシが最後だと思ってる。もう新しいのを組もうって言っても、メンバーが集まらない」
濱「もう、そうなったらデュオしかないね」
河原みのり(以下、河原)「あはははは。みそさんと濱さんでデュオ!」
みそ「まぁそれはともかく、飲みの席がきっかけなんですよね。でも、『やろうよ』って盛り上がってから4年はなにもやってない」
河原「そうなの? そんなにかかったの?」
みそ「ラオ少佐を入れたりはしたけどね」
-初期メンバーは何人なんですか?
みそ「俺と森田くん(ザモさん)と濱さんの3人」
濱「アタシは最初、ドラムだったんだよね」
みそ「そう。で、森田くんがギターで、俺がベース&ボーカルの3ピースだったの。でも、1回もスタジオに入ってない」
河原「あはははは。それはバンドを組んだっていうのか?」
みそ「スタジオに入ろうって話も1回も出なかったし」
濱「少佐は、なにかの飲み会で『俺もやりたい』って言ってきたんだよね」
みそ「あれだよね、桜井(誠・Dragon Ash)さんたちとよく飲んでた頃、少佐も飲み会に来るようになってね」
河原「あのお店、三茶でしたっけ?」
濱「そう。籠ね。で、少佐の方がドラムがうまいから、アタシはベースになったんだけど、その後の飲み会でイイジマンがギターとして加入して、共通の友人にキーボードをお願いしたら『俺、ベースがいい』ってなって。そいつもベースがうまいから、結局、弾かれて弾かれて、アタシはキーボードになった」
ーわはははは。まだ1回もスタジオに入ってないのに、担当楽器が変わりまくってますね。
濱「いや、アタシがベースの時に1回、スタジオに入ったんですよ。でも、下手くそすぎて…」
みそ「ホントに下手だったよね」
濱「みんなが久しぶりすぎて、ホントにまとまりがなかったんだよね。だから、『もうカバーはやめよう、ごまかしが利くオリジナルにしよう』って」
-逆転の発想ですね。
濱「で、メンバーの初顔合わせは我が家でのバーベキューだったんだけど、『もう、ライブの日程を決めちゃおう』って。アタシが友達のライブハウスに連絡して」
みそ「メンバーが固まって、スタジオより先にライブハウスを予約しちゃうんだから、濱ちゃんは」
-わはははは。じゃあ、そこから逆算で練習を。
河原「やらなきゃってことになりますよね」
濱「まぁそんな感じで始めたバンドですけど、もう10年くらい続いてるから」
みそ「まさかの11年目だよ」
河原「長いなぁ」
■みそちゃんが『みんなで旅行がしたい』って…
-ライブをやる時期って決まってるんですか?「この月にやろう」みたいな。
みそ「一番最初にやったのが11月だったんですよ。『タカハロックフェスティバル』って」
濱「だから、それだけはコロナ禍以外、毎年やってますね、11月に。それと、アルバムを作った時にはツアーを。まぁツアーって言ってますけど、ただ我々が飲み食いしたい地域に行ってるだけです。みそちゃんが『みんなで旅行がしたい』って言うんで」
-いいですね。
みそ「みんなで旅行っていうのも、なかなか難しいし」
濱「こういう機会がないとね」
-4月14日は大阪公演でした。
濱「大阪はよかったね。マッパチによるマッドカプセルマーケッツのコピーバンドとのツーマン」
みそ「よかったね。まぁツアーは毎回、楽しいんだけど、みのりんはどう?」
河原「楽しいですよ」
濱「アタシも楽しいよ」
みそ「アナタはずっと酒飲んでるだけじゃねーか」
濱「わはははは。でも、大阪も新潟も、移動中はセーブしたよ」
みそ「『偉いね』ってならないから! 普通、飲まないから」
河原「飲んじゃってるからなー」
濱「でもさ、みそちゃんとみのりんが仕事で前乗りした大阪は、残りのメンバー5人で新幹線に乗ると盛り上がるじゃん」
河原「絶対に飲んじゃうなって思ってた」
濱「それなのに、みんなでチビチビチビチビ飲んでたからね。まぁイガワさんは、そもそもお酒を飲まないけど」
■その時、星矢で11万円使ってたから…
みそ「俺は、大阪よりも新潟の方が楽しかった。とにかく知らないバンドを見られるんで」
-6月9日の新潟公演ですね。
みそ「やっぱり、地元のバンドと話すのは楽しい」
濱「最初がガールズバンド、次がメタルバンド、その次がコミックバンドで、ラストはロックンロール。メタルバンドの人たちなんて、リハの時、ちっとも話しかけてくれなかったよね。なんなら、目も合わなかった。基本的にメタルバンドってシャイな人が多いんですよ、真面目なんで」
-そうなんですか?
濱「考えてもみてくださいよ。ギターの速弾きとかドラムの高速ツーバスなんて、よほど練習しないとできませんから」
みそ「死ぬほど練習してる」
濱「真面目じゃなきゃ、そこまで練習しませんからね」
河原「あんなイカちいナリしてるのに」
濱「で、アタシはメタル好きなんで、最前列で盛り上がってるのをステージで見ててくれたんでしょうね。段々と打ち解けて、最終的には一緒に打ち上げに行きました」
-わはははは。濱さんらしいエピソードですね。
みそ「めっちゃ面白かったよね」
濱「『おじさん、おじさん』ってステージで自虐してたのに、年齢を聞いたらアタシよりも全然、年下だったし」
河原「あはははは。そうそう。『全然、年下じゃん!』って」
濱「打ち上げには参加しなかったけど、本格的コミックバンドの人も次の日、サウナでタカハシの粗品タオルを使ってくれてて、それをSNSにアップしてくれてた」
河原「どの人? めちゃくちゃ動いてた人?」
濱「そうそう、細マッチョでめちゃくちゃいい体してた人」
河原「あー、いい人だった、あの人」
濱「あと、これはコラムにも書いたんだけど、メタルバンドのボーカルが後日、我々に触発されてパチスロを打ったみたいで、『ヴァルヴレイヴ(『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』)で5,000枚出ました!』ってLINEが来て。そういうのは嬉しいよね。みそちゃんのところにも来たんでしょ? わざわざXのDMで」
みそ「俺、その時、星矢(『L聖闘士星矢 海皇覚醒 CUSTOM EDITION』で11万円使ってたから
濱「『クソがっ』ってブチ切れてたもんね」
みそ「まぁでも、そういう出会いは面白いよね」
■2日で4回ステージ…『〇〇か』って思ったわ
濱「7月6日の札幌で共演するNo Colors Actorも、前回の札幌ライブで知り合った人たちだし」
みそ「たしかに。だから、地方の人たちと飲めるのは楽しいよね」
-まぁでも、一番の名目は仕事ですけどね。
みそ「仕事?」
-いや、ライブは仕事じゃないんですか?
河原「仕事とは思ってない」
みそ「旅行ですよ、旅行。7人で旅行するなんて、なかなかないじゃないですか。しかも、我々以外は違う職種だし。ほかに、こういうコミュニティってないもんね。あとはゴルフくらいか」
濱「みそちゃんとみのりんはゴルフが好きだしね」
みそ「俺、前回のツアーよりも、今回の方が楽しいな」
河原「私、前回のアルバムのツアーは、なんにも覚えてないです」
みそ「行ったのは覚えてるでしょ?」
濱「どこに行ったっけ?」
みそ「名古屋、大阪、札幌」
河原「ああっ、そうだ!」
みそ「メタローとかと一緒にね」
-メタロ―?
濱「アタシとみそちゃん、由美子ちゃん(羽柴まゆみ)たちと組んでたメタルバンドです。鋼鉄潤滑油って書いてメタルロ―ション」
-個性的なバンド名ですね。
濱「その時、アタシは大阪でメタロ―とタカハシ、次の日の名古屋でNo stockとタカハシと、2日で4回ステージに立ったんだよね。『ジャニーズか!』って思ったわ」
みそ「わはははは」
河原「売れっ子だ」
-No stockは射駒タケシさんとやられているバンドですね。
濱「ですね。あの時は疲れたなぁ。だから、出番はタカハシだけだった札幌が一番、楽だった」
みそ「俺も前回は札幌が一番、楽しかったな。さっきも言ったけど、知らないバンドと一緒にやれるのがいい。俺らのことを知らない人が観てくれてもいるし」
河原「たしかに」
みそ「今回もNo Colors Actorのファンとか、高木フトシさんのファンとかが観てくれるし。ファンが優しいから」
濱「我々を受け入れてくれる」
■河原「スカウトです!」みそ「そういうことに…」
みそ「1回、善行でやった時、すごいアウェーだったじゃん」
濱「善行Zね。THE DEAD CREEP主催の。だって、あのイベントにはMAD3とか出てたし」
みそ「あとJET BOYSね」
濱「客席の大半が革ジャン・刺青の人たちの中で、アタシはステージからお菓子を投げました」
-わはははは。
河原「チャレンジ!」
みそ「『コミックバンドなんて許さねーぞ』みたいな雰囲気だったよね。めっちゃ怖かった」
濱「みそちゃん、会場内での中打ち上げ、アタシをおいて帰っちゃったもんね」
みそ「だってさ、ほかはみんな、真面目にバンドをやってる人たちだし」
濱「まぁうちらも真面目にやってないわけじゃないけど、バンドが主軸ではないからね。たしかにアウェー感はあったかも」
みそ「でしょ。つかさ、みのりんってバンドは好きだったの? やってみたいって思ってたの?」
河原「全然」
濱「わはははは。即答」
みそ「え!? 全然、興味なかったの?」
-そもそも、河原さんがバンドに入られたきっかけは? 当初のボーカルはかおりっきぃ☆さんだと伺いました。
河原「かおりっきぃ☆が体調不良でライブに出られなくなって、その時に代打で出て。で、そのままフェードアウトしちゃったので、そのまま…です。でも、音楽はやりたかったんですよ。バンドじゃないけど。そもそも、バンドってなんなのかが、まだよくわかってないっていうのがあって」
-なるほど。
河原「歌も歌いたかったんです。だから、グラビアをやってた頃は地下で歌ったりしてて」
-歌はお好きなんですね。
河原「はい。だから、その時に緊急でボーカルの話をもらった時に『あ、やりたいです』って」
みそ「もともと、みのりんは歌が上手いってことも知ってたんですよ」
-じゃあ、スカウトしたってことでよろしいですか?
河原「スカウトです!」
みそ「まぁ…そういうことになるのかな」
濱「それが一番、収まりがいいね。話がまとまってる」
■4曲しかやりませんでした。『もう無理だ』って
みそ「我々との付き合いに慣れてるっていうのもあったしね。そうじゃないと、『コイツら、飲んでばっかりじゃねーか』ってなるから」
河原「それを込みでタカハシだと思ってますから、私は」
濱「だって、打ち合わせをしても、飲んでるから覚えてないことが結構、あるんですよ」
-よくXを見させていただきますけど、大体、飲んでますもんね。「今日はスタジオです!」って投稿しつつ。
みそ「それは、このおじさんが悪い」
濱「アタシは大体、スタジオの1~2時間前に現地入りするんですよ」
-で、飲むんですよね。
みそ「ダメだって言ってるんですよ」
-あ、本来はダメなんですか。
濱「スタジオはともかく、ライブ前は、ホントは禁止されてるんですよね。その理由は、第2回タカハロックフェスティバルでアタシが泥酔しちゃったから」
河原「その時、私はまだタカハシに入ってなかったので、会場で観てました。『なんだこれ…』って」
みそ「あれは、マジでヤバかった」
河原「もう、叩けなかったし」
-あれ!? 濱さんはキーボードでは?
濱「その時は急遽、ドラムを叩くことになったんですよ。ラオ少佐がライブの前日に怪我をして」
みそ「リハまでは叩けてたんですよ、そんなに飲んでないから。でも、リハから本番までに飲みすぎて」
濱「言い訳をすると、いろいろな方がお酒を奢ってくださってね」
みそ「ホントは8曲くらいやる予定だったんですけど、4曲しかやりませんでした。『もう無理だ』って」
濱「アタシ、よく覚えてないんだけど、ドラムセットにダイブしたみたいで、次の日、体中があざだらけでした」
みそ「いきなり前に出てきてね。そりゃヤメようってなるわ」
河原「だから一応、ライブ本番までは酒禁止なハズなんですよ」
濱「ただ、我々のライブはお酒が売れるって、ライブハウスの方々は喜んでくれるよね」
みそ「そこが難しいところなんだよね。そっちに振り切っちゃうのもさ。昔、濱さんと一緒に観に行った小さなライブハウスで、ステージでイッキとかしてるの。そうすると身内感すぎて、知らない人が楽しめない」
-たしかに、そうですね。
みそ「それがエンターテインメントになってるかどうかだよね。その境界線が難しい」
濱「だよね。だから、第2回タカハロック以降は飲みすぎないようにしてる」
みそ「ウソウソ! その後にやった福岡のライブでも、このおじさん、飲みすぎちゃって。前乗りしたんだけど、朝8時まで飲んでるの。で、11時頃から、また飲みだして」
河原「ヤバっ」
みそ「で、その時はレバーオン(パチスタTV レバーオン!!・RKB毎日放送)の小野田教授にブルーハーツの『TRAIN TRAIN』をゲストボーカルとして歌ってもらったんだけど、濱さんが酔っ払っちゃってるから、イントロのピアノを全然、弾けないの」
-ダメじゃないですか! それがないと歌えないし、はじまらない。
みそ「『もう1回、もう1回』って15分くらいやってるの。で、最終的にはお客さんの手拍子で歌ってもらって」
-わはははは。小野田教授も災難ですね。
濱「その際は申し訳なかったね。でも、懐かしい」
■11月は最高のパフォーマンスになると思いますよ
みそ「9月7日は、それ以来の福岡だよ」
河原「そっか。それ以来になるのか。その時は私、お客さんとして後ろで観てたので。『あらー』って思いながら」
みそ「今回は酔っ払っちゃダメだよ。アイドルとのツーマンなんだから」
濱「確実に引かれるし、向こうのマネージャーにも怒られる危険性があるね。まぁでも、もう50歳近いじじぃだし、同じ轍は踏まない」
-今回は大阪・新潟・札幌・福岡、最後に11月16日の渋谷でしたよね。
濱「ですね。渋谷はClub Asia」
河原「段々、仕上がっていくんで、一緒にそれを観てもらえたら嬉しいです」
みそ「ファイナルまでにね」
河原「そう。札幌も福岡も、まだ道の途中かもしれないけど…」
みそ「ファイナルの11月は最高のパフォーマンスになると思いますよ」
〇〇〇
飲んでも飲まれるな。酒好きメンバーが集まるタカハシならではのエピソードの数々だったが、パフォーマンスはライブを重ねるごとにパワーアップしているようだ。
7月6日「札幌リボルバー」、9月7日「博多DrumSon」、11月16日「渋谷Club Asia」。是非とも、足を運んでいただきたい。
【タカハシ公式HP】(http://www.takaha69.com/)
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