パチンコ「時短300回」で強力な連チャンを実現!大手メーカー初期を支えた現金機を振り返る
もともとがクレーンゲームをはじめとしたゲーム関連の事業を展開していたサミーだけにその要素があるにはあったのだが、それにしてもゲームメーカーの大手として知られる「セガ」との経営統合には驚いたものである。
パチスロがゲームを飲み込んだと業界にとっても衝撃的なニュースであったが、一般的にも大きな驚きをもって伝えられたはずである。
そういったゲームに関わりの深いメーカーだけにゲームをモチーフにした機種も数多くリリースした。パチンコ初期に人気を博した『UFOキャッチャー』もそんな一台である。
その名のとおり、ゲームセンターでおなじみのクレーンゲームを題材にした機種で、ケースに入ったキャラ人形を獲得できれば大当りとなるシンプルながら妙にアツくなれる演出がファンの心を捉えた。
実際のクレーンゲームの遊び方手順がそのまま演出フローとなっており、画面に登場したキャラがクレーンを動かす左右・前後のボタンを押すと左・中図柄が停止。テンパイすると画面がケースにクローズアップされ、クレーンが人形を掴まえるリーチアクションに発展する。
リーチではクレーンの種類や人形の掴み具合によって期待度が変化するのはもちろん、掴む前の人形の状態が埋もれていない取りやすい状況だとチャンスアップになるなど、本物に近い感覚で演出を楽しめるようになっている。
最初は時短現金機として登場し、大当り図柄によって時短の回数が変化するようになっていたのだが、300回の強力な時短による連チャン性も魅力で、大当り確率が1/156.6のタイプなら1/3で70%に迫るループを堪能できるのである。
CR機になると次回ループで5回リミッターとゲーム性はだいぶ変わってしまうが、どちらのタイプもサミーのパチンコ初期を支えた人気の機種であるのは間違いない。
ただ、この『UFOキャッチャー』はその後にシリーズ展開することはなく、一代限りで終わってしまった。実は『CR UFOキッズ』という名前の機種が登場するが、こちらは「UFO」をフィーチャーした台で宇宙人やミステリーサークルの演出が展開するものとなっている。
とはいえ、ゲームをモチーフにしたマシンは、今でもタイアップマシンとして脈々と受け継がれている。サミーの最新台『Pモンスターハンターダブルクロス』などはまさにそれで、人気のゲームタイトルをパチンコで楽しめる『UFOキャッチャー』のマインドが継承されているのである。
その『Pモンスターハンターダブルクロス』は1回で平均1650発を獲得できる強力な小当りRUSH機能を搭載しながら、すべての大当りが1500発になる圧巻の出玉性能を武器にするマシンとなっている。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
【注目記事】
■パチスロ4号機「設定1」でも「余裕で万枚」… 初代『北斗の拳』の爆裂と功績を振り返る
■甘デジ新台「安心の2回ループ」で一撃も狙える!? 超ビッグタイトルがシリーズ初の「W HAPPYシステム」を搭載!【新台分析―パチンコ編―】
PICK UP NEWS
Ranking
11:30更新- 過去のトラブルを話題にするファンも… 「パチ屋の裏研修」メンバー突然の脱退にファンも「一番好きだったのに…」など悲しみの声!【パチンコ・パチスロ話題のNEWS】
- パチンコ『北斗の拳シリーズ』最新作の必見情報!
- 「コンプリート連発」など パチンコ分野で「激アツLT機」が驀進!!
- 『東京リベンジャーズ』(パチンコ・パチスロ)も話題の大手サミー「一撃9万発」マシン新SPECも発表か?
- ギャラは「女性演者の半分以下」? 超大御所パチンコライターの“ゼニ事情”が話題!
- 賞金総額300万円相当「全日本麻雀覇道戦」開催中!
- 【新台パチンコ】最強の2段階スペックで「3,000個搭載の約86%ループ」を実現!
- 「約3時間でコンプリート」など新台『e北斗の拳10』好スタート! 2024年も甘デジ帯で「5万発」など存在感は抜群!!【サミー2024年上半期】
- 【SANKYOパチンコ】遊びやすいのに出玉は「ミドル級」超甘デジなどが話題に!
- 【新台】199でRUSH=期待出玉12000発超! ニュータイプのパチンコがパチスロ名機『ドンちゃん』シリーズで登場
- 外務省が”犯罪行為”と断言「ベトナムパチ&スロ」について大御所ライターが注意喚起