甘デジ「10万発」に向けて猛烈まくり差しが炸裂!?　 今年最後の大一番でビッグウェーブを捕まえられるか

　今年最後の甘デジ10万発の野望。2021年のパチンコも面白かったことは間違いないのだが、どうもこの企画だけは手応えも達成感もないのはどういうわけなのだろうか。そもそも町男は甘デジ大好き人間で『和ワールド』や『旅芸人モンキッキ』の時代から好んで打っていた筋金入りである。

　ただ、甘デジを取り巻く状況は芳しくないのは事実であろう。甘デジとはいえ、CR終期からP機にかけて出玉性能が求められるようになり突破型の連チャンマシンが猛威を振るっている。

　さらに新機軸の機能として注目された「遊タイム」は、甘デジだと到達回数の浅さや恩恵によって非常にプレイヤーに有利に働くので台の状態が芳しくないような状況にもなってくる。

　それでももちろん楽しいは楽しいし、絶対的に面白いのでまあ愚直に続けるだけであるが波乱を巻き起こしたい。そういった意味で最初に選んだ機種は『PモンキーターンV GC250A』である。

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　先日ボートレースの年間王者を決定する「賞金王決定戦」において相席食堂でおなじみのレーサー・峰竜太がまさかの転覆をする大波乱が起こったのである。大本命の彼が大クラッシュを演じたことも驚きだが、この妨害失格によって41億円以上が返還される大きな事態となった。

　つまり今、ギャンブル界には41億円の大金が浮遊しているといえる（いえない）。ならばこのビッグマネーを掴むチャンスではないか。しかも同じボートレースをモチーフにしている『モンキーターン』なら猛烈まくり差しも可能であろう。

　昨日眠れずに泣いていたんだろと転覆を慰めるように打ち始めるとわずか25回転で頭に風が吹き付けてきた。そこから金保留→超抜ゾーンと展開しエピソードリーチ「ボートってこんなに…」で大当り。

　しかし、せっかくのチャンスもVモンキーチャレンジで洞口相手に完敗。悲しみが雪のように降り積もったのである。しかし、初当りが早かったこともあり、この路線あるか？　とアタックした次の機種は『PA競女!!!!!!!!‐KEIJO‐99Ver.』。

　架空の設定とはいえ公営ギャンブルをモチーフにしているコンテンツである。これはワンチャンあるのではないかと手を出したのだ。

　かねてからこの世の中にワンチャンないことなんてあるのかと疑問に思って生きてきたが、本当にワンチャンあったからびっくりである。初当りこそ42回転と平凡なものであったが、直撃できなかったかと移行したチャンスタイムの残保留「おまけガチャ」で突発時短を引き当てて時短100回の延長戦へ。そこで引き戻しに成功し三段構えのRUSH突入を果たしたのである。

　78%の転落RUSH。豊丸の転落といえば『 CRAセクシーフォール セカンドシーズン』で20連オーバーの大爆発を起こしたあの日が思い返される。ここまでの順調すぎる流れもあるし、いやがうえにも爆連を期待したがわずか1回の大当りを追加しただけでRUSH終了となった。

　今は俺56、初めて知る行き止まり。行き止まりのパチンコで。

・今回のトータル出玉　－407発（シーズン総収支　－2402発）
・実戦機種　2台（計26台/32台）

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート（大当りさせた）台、16台/33台中・収支　－12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支　－16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支　＋3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支　＋12249発】
E店【実戦機種20台コンプリート、収支　－803発】
F店【実戦機種50台コンプリート、収支　＋18618発】

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。