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パチンコ超破格の大当り確率で「一撃90連チャン」達成の名機!!

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「デジパチで大当り確率が高い機種を発表してほしい」と…

 パチンコCR機が発表されてから数年経過した1995年は、連チャン性のある現金機が徐々にフェードアウトしていました。

 そんな中で同年に『CRギンギラパラダイス』(三洋物産)、次の年には『CR大工の源さん』(三洋物産)、『CRモンスターハウス』(竹屋)、『CRフルーツパッション』(大一商会)といったCR機の名作が立て続けに発表されたのです。

 しかし私にとって、CR機は射幸性が高いので財布に厳しいものでした。したがって現金機中心に稼働していくことになります。この頃の現金機は、ノーマル現金機から少し規制が変わって、大当り終了後に時短機能が備わった機種が登場してきました。

 現金機の大当り確率は大体200~240分の1辺りが主流。その当時は、CR機と比べると現金機は当りやすいイメージがあったのです。私は「デジパチで大当り確率が高い機種を発表してほしい」と熱望していたのですが…。

 そんなデジパチが後に登場するとは思ってもいませんでした。そのパチンコ機は『ファンキードクター』(マルホン工業)です。

一撃90連チャンを可能にしたドットデジタルパチンコ名機

 大当り確率は超破格の53分の1です。賞球数は5と11で、大当り1回分は3ラウンドで約300発でした。当時のデジパチでは、現在の遊パチみたいなスペックの設置がなかった感じです。

 同機は、当時のマルホン工業らしいカラードットデジタルを採用していました。現在でもそうですが、マルホンのドット演出には定評があります。特に『シャカRUSHシリーズ』では、ドットでありながら細やかな動きを表現しています。

 現在みたいな動きはありませんが、同機のリーチにはノーマルやロングリーチの他に全回転リーチも搭載。また大当り中のドット演出でも、立体的な画も上手く表現されていました。

 そして何といっても同機最大の特徴は、「超激狭突破型時短機」だったのです。

パチンコ超破格の大当り確率で「一撃90連チャン」達成の名機!!の画像2 大当り終了後すぐに、次回以降に時短突入するかを判定します。その演出もドットで綺麗に表現されているのですが、突入率は何と15分の1でした。当りは軽いのですが、ここで諦めてしまう人も多かった印象です。

 しかし1回突入すれば継続率は15分の14であり、中々抜け出せない突破型のゲーム性なのでした。確率変動ではなく時短機でしたが、変動中時間効率は良かった感じです。

 私が経験した連チャン数は、平均して1回辺り12連チャンぐらいです。当時はまだ3,000発入りのドル箱を使っていましたので、ちょうど1箱埋まるくらいの出玉を得られました。

 同機が導入されていたパチンコ店では、何と一撃で90連チャンという記録も生まれたようです。

 出玉は少ないのですが、1度天使モードに入ってしまえば途切れることは稀な感じでした。何といってもドットデジタルの動きは最高。現在でも復刻してほしい機種です。上手くいけば、内規の解釈次第でP機で発表できそうですね。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

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