パチンコ期待度「約97.8％」の超激アツ展開で恐怖体験!?

　怪談が再ブームを迎え大いに盛り上がっていますね。90年代に「学校の怪談」系が00年代には2ちゃんねるで「洒落怖」などが流行りましたが、一節によると100年ごとに怪談が注目されるとか。江戸時代の四谷怪談とか、明治期の文豪によるブームとか、日本人は怖い話が好きなようです。

パチンコで体験した怖い話をご紹介

　ところで、パチンコにおける怖い話ってなんでしょうねって考えたら、それはたぶん「当たらない」ことだと思うんですよね。死でもあるし、理屈では説明できないある種の超常現象でもあるわけですよ。ハマリとか連チャンしないとか単発ばっかりとかは。

　私も引き弱人間として数々の恐怖体験をしてきたわけですよ。ハマリなんて確率分母の3倍を消化してからが本番です。自前では1500回転、引き継ぎパターンでは2300回転くらいのハマリは普通に体験していますよね。

　連チャンしないの最高峰は『CR奇跡の電役キャプテンロバート』の単発ですかね。あれ、2連チャンだったっけ。とにかく96.4％が一瞬で終了しました。いきなり3.6％引く？　普通の台の弱リーチくらいの信頼度ですよ？　そんなんで当った試しもないのに。

　この出来事以降、高ループイップスを患いまして。継続率が高くなるほど恐怖心が増すんですよ。で、本当にそのとおり、連チャンしない。パチンコはメンタルゲームなのです。

単発地獄に恐怖したことも…

　単発記録は確変50％の『海物語』で8連続単発ですかね。4連続くらいは普通にあると思うんですけど、1/315ですよ、大当り確率。確率通りなら2500回転くらいさせないといけないので、初当り確率はすこぶる良かったんですよ。

　あちらを立てればこちらが立たず。よくあることですね。ただ、9回目の初当りでようやく入った確変はワンセットで終わりました。もちろん、揺り戻しを期待していたので「話ちゃうやん」と激ギレしてホールを立ち去りましたけどね。

　あと、ちょっと方向性が違う話になりますが、旅打ちで『サンダースケルトン』を打ったとき、わりとすぐに大当りして時短に突入したんですが…そのホールはそういった珍古台をウリにしている場所で、台の状況が芳しくなったんです。

　当然、私もそれを承知して打ってたんですけど、時短で電サポが開かない入らないで鬼のように出玉を削られてついには追加現金投資にまでなったので、時短中のそれを捨ててきたっていう思い出もあります。

　このようにパチンコの怖い体験を繰り返してきた私ですが、最近でも激怖の出来事が起こりました。『PAわんわんパラダイスV』で遊タイムがスルーしたんですよ。本機の遊タイムは250回転消化すると379回転の時短に突入しまして、その際の大当り割合は約97.8％です。

　マジで97.8％が当たりませんでした。630回転超え。大当り確率でいうと分母の6倍くらいなので、あるっちゃあるとは思いますけど、普通ないじゃないですか、そんなこと。絶望を経験させてもらいました。

　もう初当りの出玉を打ち切って帰ろうと思ったんですが、遊タイム抜け後、5～6回転くらいで当りやがって。当然、時短で引き戻せもせず。私のパチンコの歴史のなかでもトップクラスの恐怖体験でした。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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