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2019.06.30 18:45
パチンコ「王者」とガチ実戦! まさに最終決戦……死闘の結末は?
文=大森 町男
ライトミドルながら継続率80%のRUSHによるまとまった出玉が短時間で獲得できる1種2種の強みを活かしたスペックがパチンコ人気に火をつけた本機。「似た機種が市場に出回る」のがブレイクの証となるこの業界だが、シンフォギア以後は明らかに「超ショート時短+保留の高継続率混合機」がホールに並んだ。
同機自身も増台増台で、会社の四半期決算も逆転黒字に転化というほど、ファンにもホールにも愛される台である。
本機の核となるのは「最終決戦」。初当りの99%で移行するチャンスモードは時短1回+残保留4回転で構成され、モード中の大当り期待度が約51%となっている。つまりは「突破型」の連チャンシステムなのであるが、この「最終決戦」の何もかもが秀逸であるのだ。
まず突破率の約51%とゲーム性。過去にも多くの機種で証明されてきた、この「2回に1回」の絶妙さとともに、もう1回平場でチャレンジできるという謎の公平感。通常時と右打ちで突入率を変えたいならV-STでもよかったわけだが、約200分の1の大当り確率の中でさらにその50%を狙わなければならないという精神的負荷あるいは心理的障害は、特に私のような引きが弱い人間にとってなかなかのものである。しかし『シンフォギア』はもう一回リスタートで改めて抽選。この「やれるかも」「やれそうだ」感は極めて意義深い。
さらに突破ステージのちょうどいいサイズ感も見逃せない。この手の突破型で認知される時短50回や100回は、一見チャンスが多く間口が広がっているように見えるが、期待感を継続するには長すぎて、いつの間にか「まーどうせ当たらないだろう」という悲観的思考が現出するのである。
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