パチンコ次なる「覇王」はコイツで決まり！ 当たらなくても面白い「最強」のマシン!!

　まずは盤面の左中央にある「GO」を狙う。ここに玉が入ると、直下に搭載されたミニまるくん役物のもとへ玉が流れていく。このミニまるくんは、左手を上下させ、通過する玉がタイミングよく下に弾かれればチャンスとなる。

　ミニまるくんによって下に運ばれた玉が黄色い回転体の赤枠部分にハマればSTARTへの入賞となり、盤面中央上にあるランプ表示機「藤丸ルーレット」が発動する。

「藤丸ルーレット」は抽選確率が1/11.6となる小当り機能で、ルーレット演出を経て「チャンス到来!」と書かれた一番右側のランプ（チャンスランプ）で停止すると第一段階（役物的には第3段階ではあるが）突破となる。

「藤丸ルーレット」で小当りを射止めると盤面右上にあるVチャレンジアタッカーが開放するので、確実に玉を拾わせよう。ここで拾われた玉が1個、盤面中央に鎮座する藤丸くん役物に挑戦することになるのである。

　クルーンを通った玉が藤丸くんの頭上で左右に可動する「藤丸Vキャッチ」のVゾーンへと収まれば大当りが発生。後は右打ちで3回1セットとなる大当りモードを消化すれば約4000発の出玉を獲得できるのだ。

　このP藤丸くんのなにがすごいって、ミニまるくん、回転体、藤丸ルーレット、藤丸Vキャッチのすべての行程が面白いのである。ミニまるくんは絶妙のタイミングで時には玉を弾き、時には盛大にスルーし、プレイヤーの心を弄ぶ。

　回転体は、ルートから回転体に運ばれる瀬戸際の部分でクルーンのように玉が滞留する仕掛けが施され、微妙にゆらゆらしながら回転体へと落下するのだが、このゆらゆら帝国によって落下タイミングが予想不能となり、赤枠の回ってくる状況をみながらの一喜一憂をプレイヤーにもたらす。

　さらに回転体に落下する時、勢いやタイミングによって枠を乗り越えていくこともあるので、予期せぬ前後へのズレが発生することがあり、それがまたスリルを生むのである。

　そして、藤丸ルーレット。正直、この手の役物機を愛するほとんどのファンが「できることならデジタル抽選なんていらないし、あっても適当でいい」と思っているだろう。

　しかし、このルーレットがまた面白くて、演出がノーマル、スローSP、フラッシュSPの3種類なのだが、演出バランスが秀逸かつ、それぞれの演出も「なんか当たりそう」と思わせてくれるものとなっている。

　で、最後の砦、藤丸Vキャッチである。ここは上部に搭載されたクルーンの滞留時間がすこぶる長く、玉が下に落下するまでのドキドキ感がたまらないのである。