パチンコ『北斗無双』の挑戦的スペックも話題に…“三つ巴”の甘デジから「P機の本質」が見えた入替シーズン!!
円周率の日となる3/14に東京で桜の開花宣言が発表されました。先の春一番と同様に、観測史上最も早い開花宣言。春がダッシュでやってきますが、一年前の新台を取り上げる本コーナーでゆっくり過去を振り返ろうではありませんか。
さて、2020年の3月第3週。当初は他人事のような感じだった新型コロナウイルスの影響がにわかに差し迫ってきて、3/13には改正特別措置法が施行されるなど、風雲急を告げる展開に日本中がてんやわんやの状況でした。
ただ、まだ直接的な経済への影響が現れる前で、新台入替えも従来のスケジュールどおりに進行し、このタイミングで4機種の新たなパチンコ台がホールに導入されることになりました。ただ、ライトミドル1、甘デジ3とそれほどスペック面では力強い陣容ではありません。
しかし、コンテンツでみれば一流どころが揃ったパンチのある構成です。特に無双の人気機種である『北斗無双』のシリーズ最新作『P真・北斗無双 第2章 頂上決戦』には大きな注目が集まりました。
ライトミドルタイプでの登場。しかも出玉増加を担う連チャン機能は小当りRUSHというかなり挑戦的なスペックで、賛否を巻き起こしたものです。
やはり『北斗無双』はブースト力のある連チャンと力強い出玉感が魅力。小当り自体は優秀でもトータルのコーディネートでやはりボリューム感を出すのが難しかった印象です。
普通にこのスペック感にマッチした『無双』シリーズ以外のタイトルで出ていれば、まるで別の評価があったと思います。
残りの甘デジ3機種は『P戦国乙女5甘デジ』『Pフィーバー機動戦士ガンダム逆襲のシャア Light ver.』『PA CYBORG009 N-X1』と、人気タイトルが並びました。甘デジの受けの良さを考慮しなくても、激アツのラインナップですね。
しかも、『乙女』はST、『ガンダム』は1種2種混合機、『009』は転落抽選と、スペックタイプがひとつも重ならなかったのがポイントで、これはまさにP機における多様性を証明するような出来事ではないでしょうか。
さらに興味深いのが、いずれも「突破型」である点。出玉の尖りを創出するための「突破」は日常で、遊びやすさをウリにする甘デジタイプでさえ、そのほとんどで突破がマストの要件となっているような状況です。
ちなみに、『乙女』は連チャン継続率約74.8%で期待出玉は約900発。『ガンダム』の場合は連チャン継続率が約77.5%で期待出玉が約800個。『009』だと連チャン継続率が89.5%で期待出玉が約700個となっています。『009』は図抜けて突破率が低い分がRUSH時に上乗せされる感じですね。
以上、2020年3月第3週の新台入れ替え振り返りでした。ちなみに、導入初日となった2020年3月16日は、近鉄が車両に43種類の魚介類を描いた「伊勢志摩お魚図鑑」の新車両を運行させました。これは一般客を乗せるものではく鮮魚運搬などに活用される列車だそうですが、インパクトありますね。
(文=大森町男)
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