パチンコ継続率は「脅威の約96.1%」!?「リミット」システムの真骨頂に迫る！

　パチンコメーカー豊丸産業といえば、レトロチックな台や一撃性を持たせた斬新なシステムなど一風変わった機種を世に送り出してきた印象。そんな同社の人気シリーズ『バーストエンジェル』久々の新作が、ライトミドルとして登場する。

『Pバーストエンジェル3 199Ver.』（豊丸産業）

大当り確率（通常時）：1/199.8
大当り確率（確変時）：1/25.4
小当り確率（特図2）：1/1.29
V-RUSH突入率：約100%
V-RUSH継続率：約96.1%
遊タイム：非搭載
〇〇〇

　通常時から「V-RUSH」突入までの流れは至ってシンプル。初当り時は3R「ショットガンボーナス」に突入し、「V-RUSH」突入率は100%という安心設計だ。

　初当り時の大当り振り分けは、3R確変（約67%/2回リミット）or3R確変（約33%/4回リミット）の2種類となる。リミットというのは、「ショットガンボーナス」の回数を表している。

　初当り時は「ショットガンボーナス」に突入するため、実質1回or3回「ショットガンボーナス」を引くまで「V-RUSH」が継続する仕様だ。「V-RUSH」中は「小当り（1/1.29）」を引き続けて出玉を伸ばしていくゲーム性となる。その継続率は「96％オーバー」と強力だが…。

　スペックを見る限り、「爆発力を求めるユーザーの反応が心配」と言った印象。ポケット賞球の状態に影響されやすいと考えられ、払い出しと実際の獲得出玉に差がつくのではないかと予想できる。

　V-RUSH突入率が約100%となっているため、この辺りでRUSH中の出玉スピードを遅くしているように感じた。様々な意見があるだろうが、突入率約50%にして出玉スピードを向上するという選択の方が反響を得られたかもしれない。

　初当りで約33%を引くことができれば、まとまった出玉獲得は見込める。しかし、小当り時の出玉は「約75個」。右打ち中の削りを合わせて考えても、1万発～2万発出れば十分だという感じではないだろうか。

　約9年ぶりの新台となるわけだが、システム自体は非常に面白いと感じた。個人的には前作が好きだったので、期待したい気持ちは大きい、導入後の動向に注目したいところだ。

（文＝ひろ吉）

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