甘デジ「至福の5回転」を更にアツく楽しめる！ スペック・演出ともに進化を遂げたマストな一台!!

　パチンコのアイドルにおけるナンバー1を決めるとなれば「マリンちゃん」を推すことに異論はないだろう。デビュー当初の記録的な大ヒットから20年以上経つ現在でもパチンコシーンのトップをひた走る『海物語』の絶対的エースである。

　そんなマリンちゃんもふっくらしたり、グラマーになったり、ポリゴンになったり、CGになったり、SDになったりと時代によってさまざまに変容してきた。いまでは2.8次元のバーチャルアイドル「アイマリン」として新たな扉を開き、活躍の場をさらに広げている。

　そんなアイマリンをフィーチャーしたのが新台『PAスーパー海物語IN沖縄5 withアイマリン』。前身機から約4年の時を経て、再びホールという名のステージに舞い降りたのである。

　とはいえ、基本的には前作を踏襲。大当り確率はもちろん、100％確変で5回転STプラス20or45or95の時短モードといったベースのスペックに変化はない。また、CRからP機の移行によって、最大出玉が10ラウンド1100発となるなどの細かい違いは当然存在する。

　それでも、最少出玉が少し増加していたり、くだんの最大出玉比率が2倍にアップしているなど、スペック力や出玉性能に大きな優劣は存在せず、安定感と遊びやすさは健在である。

　一方、演出面ではさまざまな注目ポイントを用意。もっとも特徴的なのがST5回転で新たに搭載されたアイマリンちゃんに特化した専用演出モード、その名も「アイマリンモード」であろう。

　大当り後にボタンで選択できるこのモードは、アイマリンフラッシュによる一発告知がメインとなる。振り返りステップアップやテンパイ煽りでリーチを狙い、カットインやアイマリンフラッシュ煽りによって期待感を高めるような流れとなっている。

　また、モード内のシングルライン限定で発生するSPリーチ「GO Wave!」は、パチンコ新搭載の楽曲「GO Wave!」が流れるのだが、じつはこの曲は本機で先行公開するというチャレンジングなプロモーションが組み込まれているのである。

　ほかにも、ST終了となる最後の回転では時短突入かと思わせておいての虹色で描かれた「∞」マークが表示されるサプライズプレミアムパターンなどを用意。シンプルながら多彩な演出パターンで飽きさせない作りとなっている。

　おなじみの保留連チャン発生時に突入する「金ハイビゾーン」や問答無用で1100発獲得となる「アイマリン図柄」など、沖海とアイマリンの融合がさらに進んだ『甘海』シリーズ最新作は、相変わらずホールの定番機種となりそうである。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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