パチンコ「確率1/499」時代に生まれた傑作!「ALL1900発×高ループ」を超える後継機の誕生に期待!!
趣味を題材にしたマンガ作品
今の時代、さまざまな分野において多様性という名のニッチ化が加速している印象もあるが、趣味やエンターテインメント界隈はもともとそういうものであった。少年マンガに釣りやゴルフといった「おっさん趣味」を題材とする作品が存在していたのがその証左となろう。
ところで、釣りマンガといえば「釣りキチ三平」がその代表格であることに異論はないはず。「放課後ていぼう日記」など女子高生が主人公となる今風の設定のマンガもあるが、「釣りバカ日誌」とともに揺るぎない牙城として君臨している。
パチンコ初代は「確率1/499」時代に誕生
この「釣りキチ三平」はパチンコ化もされ、シリーズ機として長く親しまれてきたのでパチンコファンにおける認知度も高いだろう。その『CR釣りキチ三平』が登場したのは2004年。ご存知のように、パチンコが大きく変容した改革的規制緩和、「04基準」の真っ只中である。
この時期、各メーカーが台を発売するたびにさまざまなスペックやゲーム性に挑戦し、パチンコは大きな盛り上がりをみせた。『CR釣りキチ三平』もご多分に漏れず、4タイプの機種をリリースする。
メインとなるのは、大当り確率が1/499の『MAX』。確変突入率が75%と高いうえに大当りはすべて15ラウンド約1900発で爆発力に長けたスペックとなっていた。次に人気があったのが大当り確率1/317で確変突入率が約80%の『H』。出玉は約1000発と少なめだが、連チャン力で出玉を積み上げるタイプのゲーム性になる。
また、確変中に展開する「釣りゲーム」は従来のパチンコ演出を大きく打ち破った新感覚の内容で、液晶内で竿に当りが出るとボタン連打で釣り上げることでチャンスが発生するようになっている。
ある程度の人気を獲得したものの後続がリリースされないまま時間が経ち、次の『釣りキチ三平』は2009年に平和からリリースされた。平和版は高いループ性に特徴のある「バトルスペック」として登場した。
ただ、平和も後継機を出さずじまいで終わってしまい、パチンコにおける『釣りキチ三平』の名は潰えると危惧されたものの、2015年に再び豊丸が版権を獲得し、シリーズ第2弾として陽の目を見たのである。
作者である矢口高雄先生が近年、惜しくもこの世を去ったこともあり、『釣りキチ三平』の火を灯し続けてほしいところ。もう前作から7年の間隔があいているので、そろそろ新たな姿を見たいものである。
初代を踏襲するなら出玉重視タイプと確変継続タイプのどちらかとなるかもしれないが、いずれにせよP機なら初代以上に魅力的なマシンを作れるに違いない。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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