パチンコ店「赤を打つ」営業方針も!? 昔とは違う“大型連休”の運用事情
昔とは違う“大型連休”の運用事情
古くからのパチンコ・パチスロファンにとって、年末年始やゴールデンウイーク、お盆といった大型連休時のホールは「調整が渋い」との認識が一般的だった。
大型連休中は、多くのサラリーマンが休日。必然的にホールの稼働はアップすることから、わざわざ調整を甘くして客を呼び込む必要がないからだ。
だが、現在はそういった状況に変化が見られるという。
業界誌「シークエンス」の主宰YouTube「シークエンスチャンネル」内の動画「大型連休の遊技機運用~昔とは違う運用事情~」では、ホスト役の業界ジャーナリスト・POKKA吉田氏と株式会社カラアゲ代表取締役の高橋義武氏が、ここ最近の遊技機運用事情について詳しく解説している。
これによると、現在のホールは「平日にいっぱい集客するのはなかなか難しい」そうで、高橋氏曰く、むしろ連休は「集客できるチャンス」。それ故、連休時は「多少(利益を)取ったりはしている」としたものの、「昔ほど客をいじめたりはしていない」のが現状だそうだ。
今は「連休中でも出す時は出す」!?
事実、多くのホールが特定日とする「5月5日」は「全国平均利益が低かった」そうで、昔と違って連休中にあるホールの特定日も「玉を用意する店舗が増えてきている気がする」との見解。昔のように「取れるところは取れ」というスタンスよりも、「出す時は出す。そのほかは普通というホールが多いのかな」とも続けた。
また、正月については「出さなくていいよっていうオーナーがいる」一方で、「正月にバーッと出す」ホールもあると発言。あえて「赤を打つ」営業方針も少なくないそうで、POKKA氏も「平成の終わりまでは(そういう営業方針は)逆張りだったけど、今は逆張りではない」と納得の様子だった。
年末年始、果たしてホールはどのような調整を!?
このほか、6.5号機の健闘で「パチンコに流れた客がパチスロに戻ってきている」との見解を示し、そうなると「キツい調整はすごいキツい」パチンコに比べて、パチスロは「下(の機械割)が決っている」ことから、「パチスロが上手く回れば、パチンコをもう少し甘くできる」ともコメント。
今後も「コイン単価が高い」パチスロが続々と登場予定なだけに、この見解を聞いたPOKKA氏も「じゃあアツいのは年末年始かな」とニヤけた。
年末年始、果たしてホールはどのような調整で客を迎え入れるのか。非常に興味深いところだ。
(文=編集部.)
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