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パチンコ店「命の危険も感じるピンチ」…そんな「緊急事態」を救う武器!?

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 先日広島市のパチンコ店で、知人女性の背中を千枚通しで刺したという痛ましいニュースを見かけた。命に別状はなかったのは本当に良かったが…。営業中だったらしく、通報を受けて駆けつけた警官にも激しく抵抗したそうだ。現場はさぞかし騒然としたことだろう。

 このニュースを見てふと思い出したのが、過去に在籍したホールで起こったある事件。そのホールには敷地内に飲食店があったのだが、そこではアルコール類も提供していた。

 ホール内での飲酒は当然禁止なのだが、外で多少飲んで来店する客は少なからず居るだろうし、よほどの深酒でなければスタッフも気づかない場合が多いかもしれない。

 しかし「明らかな酩酊者」となれば話は別だ。

 滅多にあることではないが、とても遊技させるわけにはいかないので事情を説明し退店して頂くことになる。素直に納得してくれれば良いのだが、「そうはならない場合」も稀にあるのだ。

 その客Dは元々敷地内の飲食店で飲酒することが多かったのだが、その日だけは明らかに様子が違った。

 店内を徘徊しては空き台に座るのだが、遊技するわけでもなく常連客に話しかけるばかり。空き台に座って遊技しないのも本来NGだ。さらには常連客も明らかに嫌がっていたので、見過ごす訳にはいかなかった。

 そうして、やんわりと退店をうながしたのだが…。得てしてそういう客ほど納得しないもの。素直に従う様子は全くなかった。

「困ったな」と思いながらも説得を続けているとDがおもむろに立ち上がったのだが、フラフラとして今にも倒れ込んでしまいそうな様子。『とりあえずそこのソファーで少し休みましょうか』と脇をかかえた瞬間のことだった。

 Dの力ない拳が私のアゴに飛んできたのだ! 痛くも何ともなく怒る気にもならなかったのだが…次の瞬間、腰に巻いていた工具用のツールベルトからカッターナイフを取り出す。

 しかし恐怖感は意外な程になく、「周りのお客さんに何かあってはいけない」という気持ちが勝っていた。私は冷静にインカムで110番通報する旨をスタッフに伝え、事務所にあるスタンガンを持ってこさせたのだった。

「おそらく威嚇だけでカッターナイフを振り回してくることはないだろう」とタカを括っていた私は、スタンガンで身構えながらも冷静に話を続けていた。

 すると10分後くらいだろうか、刺股(さすまた)を持った警官が店内に到着するとアッという間にDを取り押さえてしまった。

 何とか大事には至らず無事に切り抜け、事なきをえたのだが…私には事件そのものよりも酷く印象に残っていることがあった。

 それは警官が使用した刺股のことだ。刺股をご存知だろうか? 先端がU字型になっている2~3mくらいの棒状の武器。これが実に便利で、警官が凶器を所持した人間と相対するときに使用することが多いのだが、実に合理的で使い勝手が良い武器なのだ。

 刺股の実物はその時に初めて見たのだが、これは店舗に1本常備しておけばいざという時に役に立つと思ったのだ。その直後にネット通販でサスマタを購入したのは言うまでもない。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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