設定2から「機械割100％」超えの激甘仕様！「平成の歌姫が主役」の超ロングネームタイアップ機【パチスロ5号機回想】

　6号機時代が到来して以降、サミーの『パチスロアネモネ交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION』や、ミズホの『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ【前編】始まりの物語／【後編】永遠の物語』など、30文字を超える機種名のマシンも珍しくなくなったが、当時としては最長。5号機時代の2007年にデビューしたSANKYOの『KODA KUMI PACHISLOT LIVE IN HALL』は、そんな要素でも注目を集めたマシンだ。

「平成の歌姫」とタイアップしたパチスロシリーズ第一弾

　数々のヒット曲を持つ平成の歌姫を主役に据えた本機は、ビッグ、ライブボーナス、REGと3種類のボーナスを搭載しており、それぞれ純増は約330枚、約200枚、約60枚。ビッグ及びREG終了後は50G継続の「チャンスタイム」へ移行し、この間に特殊リプレイを引き当てられれば100G継続のRT「ライブタイム」へ突入する。

　一方、ライブボーナス終了後はチャンスタイムを経由せずにライブタイムへ直行。加えて、このライブタイムに限り、消化中に特殊リプレイが成立すると1度だけ継続ゲーム数が100G延長される。

　ライブタイムは1G純増約0.3枚～0.5枚で、規定ゲーム数消化、もしくはボーナス成立で終了。もちろん、その後もチャンスタイムorライブタイムへ突入するので、ボーナスとRTの連鎖が一気大量出玉を誘発するというわけだ。

　ボーナスフラグは単独、チェリー＋ボーナス、15枚役＋ボーナス、特殊リプレイ＋ボーナスの4パターンで、メインは全体の60.4％を占めるチェリー重複。次いで、27.6％の単独ボーナスとなる。

　演出について触れると、本機には迫りくる敵と戦う「バトルエージェント KUMI」、魔法でBONUSの文字を完成させる「魔法使い KUMI」、散らかった部屋を片付ける「おそうじ大作戦」、不良の更生を目指す「熱血！倖田先生！」、ライバルチームと勝負する「ビーチバレー対決」と5種類の連続演出があり、これらは滞在中のステージと演出発展時の成立役によって期待度が大きく変化。チャンスアップパターンや失敗と思いきやの復活パターンもあり、打ち手を最大限に盛り上げてくれる。

　また、実写カットイン発生やシンボルパーク出現からの連続演出発展は大チャンス。「ボーナス絵柄告知」や「夢夢ちゃん通過」といったプレミアムパターンも用意されている。

　なお、本機の機械割は設定2から100％を超え、設定6ともなれば「114.0％」まで達する点も大きな特徴のひとつ。設定推測要素は通常時の10枚役出現率、チェリー重複ボーナス出現率の2点で、前者の数値は設定1：8.09分の1～設定6：7.12分の1、後者の数値は設定1：436.9分の1～設定6：330.9分の1となる。