パチンコ界「もうひとつの『北斗』伝説」へ迫る! 燦然と輝く超強力コンテンツ「最強の亜流」として君臨!!
2000年以降、パチンコ・パチスロ業界の近代史における最大のインパクトは『パチスロ北斗の拳』だろう。累計販売台数62万台という圧倒的なセールスがその偉業の裏付けとなるが、ゲーム性と出玉性能の完璧なハーモニーは究極の一台ともいえる完成度である。
北斗旋風は当然パチンコ方面にも影響を与え、原作の世界観を忠実に再現したバトルモードど強力な出玉性能を有したパチンコ『北斗の拳』シリーズは20年続くパチンコを代表する機種となった。のだが、実はパチンコのほうが先に登場していて、パチスロによって人気が飛び火した格好である。
このパチンコ『北斗』シリーズは、CRの最後に『ぱちんこCR真・北斗無双』という怪物マシンを生み出し、スピンオフではあるが『北斗』の看板に新たな伝説を加え、業界でのコンテンツパワーを最大化することに成功した。
人気の陰にはパク、いや、インスパイアあり。売れたマシンの演出的・スペック的模倣はこの業界の伝統で、二匹目のドジョウ、三匹目のドジョウをこぞって釣り上げようとするのである。
それが『パチンコCR DD北斗の拳』である。ただ、本機は単なるインスパイア系に留まらない。タイアップマシンでは権利のもろもろがあり、そのままインスパイア系の機種を作るのは難しいが、『DD北斗の拳』という死角を突くようなコンテンツを発掘した。
パロディを基調としたコミカルなこのコンテンツを見定める角度がいかにも高尾で、メーカーイメージに非常にマッチした見事なタイアップといえよう。その選定眼に脱帽である。
原作自体がセンスのあるパロディなので、演出面では質の高い内容が担保されているのも本機の強み。このように、全体的に模倣ありきの単純なインスパイア系ではなく、完成されたオマージュマシンなのである。
ただ、65%確変規制の真っ只中と登場時期が悪く、出玉性能の面ではそれほど優位性も持たせることができなかった。その分、ミドルタイプの『三兄弟Ver.』、ローミドルの『黒王号Ver.』と大当り確率でバリエーションを展開し、のちに『ユリアVer.』の甘デジタイプも登場した。
その後も第2弾、第3弾とシリーズをリリースできるほどのマシンであることを証明し、業界における『北斗』の神通力を示したのである。初代の登場が2016年と比較的新しい部類の機種であるが、確かで稀有な存在感を持つマシンでもある。
もうひとつの『北斗』伝説が、密かに、しかし確実にパチンコ界に根付いている。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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