パチンコ「初打ちユーザーを困惑」させた名機?変則権利モノでハイエナも続出…
最近のパチンコをほとんど打っていない私ですが、その理由はリーチや予告が複雑すぎて疲れてしまうからです。したがって、「ゲームセンタータンポポ」のようなレトロ台が設置されている場所にエスケープしてしまいます。
ひと昔前のパチンコ機が、いかにシンプルなゲーム性で当りとハズレを明確化していたか…その辺を再認識できるのが良いのです。
特に私は、色々な数字や絵柄が揃えば大当りするデジパチが好きでした。しかし、過去に打ったパチンコ機の中で極めすぎて絵柄がほぼ1種類だけというモノもありました。
それはデジパチではなく、1994年に登場した権利モノ『アレックス』(まさむら遊機)です。
シンプル過ぎる「赤色ドットデジタル」が最高‼
大当り確率は165分の1。破格の大当り確率といえるでしょう。ならば1回権利の機種と思いきや、「変則権利モノ」なのです。初めて打つユーザーにとってみれば、同機が何回権利の機種なのかは見た目でわからない仕様になっていました。
結論からいえば、「1回or2回権利モノ」なのです。ではどの辺りで、1回なのか2回なのかを判別することができるのでしょうか。
同機のメインデジタルは、赤色ドットデジタルです。その上に7セグのラウンド表示があり、その周辺には4色の小さいLEDランプが備わっています。そのランプは、通常時に反時計周りにグルグルと光りながら回って点灯しています。
実は大当りの最終16ラウンド消化中に普通の時計回りにランプが変更したら、次回確変となってもう1回当ることになるのです。連チャン率は3分の1で、確率も16.5分の1と10倍に跳ね上がります。
「1回or2回」変則権利モノでハイエナも…
設置当初は、まだ攻略雑誌にも出ていませんでした。そして当時は、設置したパチンコ店には丁寧に機種説明POPなんて存在していなかった時代だったのです。
つまり同機が変則権利モノかどうか不明だったという事。上記のように2回権利が確定したにもかかわらず、1回権利と思い込んでいて即ヤメするユーザーも多かったようです。そのシステムをいち早く理解していて、LEDが時計回りだった空台を確保してハイエナしたユーザーもいました。
しかし、このシステムはすぐに攻略雑誌で発表。ハイエナされて悲しい思いをしなくて済んだ様子。ちなみに賞球数は6と13で、大当り1回の出玉は約2,000発でした。
前記しましたが、赤色ドットデジタルで絵柄が7とブランクだけです。むしろブランク絵柄がほとんどです。もちろん大当りは「777」です。ゲーム性は、シンプル過ぎるほどシンプルです。スルー式のスタートを回して、左7と右7のテンパイでリーチです。
ノーマルリーチはほとんど当りませんが、右デジタルが滑ってリーチになれば激アツです。滑ればほとんどがロングリーチ(スーパーリーチ)に発展します。スーパーリーチは、大半が当っていた印象。あとは権利モノですので、デジタル下アタッカーのVゾーン入賞で権利発生です。
同機の製造メーカーは「まさむら遊機」ですが、これは現在の京楽系「株式会社オッケー.」なのです。京楽のいわばセカンドメーカーな位置づけで、当時も似通ったゲーム性の機種を発表していた記憶はあります。
165分の1とは現在のライトミドル機に相当しますが、現在ではこの付近のスペックが発表される可能性は低いです。『アレックス』同様の機種、もしくはそのままの形で発表されたら市場は、さらに活性化されるかもしれませんね。
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