パチンコ「出目移行法則を見切って大当り確率アップ!! マルホンのデジパチ『パールセブン』に発覚した『いぶし銀攻略法』」【アニマルかつみの銀玉回顧録 Vol.021】
アニマルかつみの銀玉回顧録 Vol.021
既出のとおり、平成元年から翌2年にかけてのパチンコの世界は、豊丸の『ドンスペシャルB』やSANKYOの『フィーバーレクサス』シリーズに代表される保留玉連チャンデジパチと、それらに発覚した連チャン促進打法の話題で持ちきりだった。
朝イチの台で保留メモリを点灯させることなく大当りさせることで、超高確率で保留玉連チャンを発生させることができるという「朝イチ単発回し攻略」をパチンコ必勝ガイドなどの情報誌が確立・発表したことで、「早起きは3万の得」をスローガンに大勢のパチンカーが朝のホールに詰めかけるようになるなど、ちょっとしたムーブメントが巻き起こっていたのである。
そんな中、とあるデジパチに地味だがしかし手堅く勝率をアップすることができる、いぶし銀的な攻略法が発覚する。
■『パールセブン』
平成元年初頭にマルホンからリリースされた『パールセブン』は、派手な連チャン性は持ち合わせていなかったものの、多くのホールで3千発から4千発もの大量出玉に寄せた調整をしていたことで、一発勝負を好むファン層に人気を博していた。
大きめな7セグデジタルには赤と緑の2色の数字があり、赤数字のゾロ目で大当り。その確率は250分の1だった。一方、左→右が赤の同数字で中が緑だった場合は小当りとなり、アタッカーが数秒間オープンした。
当時は、こういった昔ながらの「残念賞」のあるデジパチが根強く残っていたのだが、ともかく悔しい思いに唇を噛んだパチンカーは少なくなかったわけで、誰もが「ああ、自在に中デジタルに赤数字を出せればなぁ…」と、宙を仰いだものである。
そんなパチンカーの夢が現実のものとなったというのが、今回のお話。「自在に」というのはちょっと大げさだが、特定の方法を用いることで中デジタルの赤数字出現率をアップせることができたのだ。
『パールセブン』の中デジタルの停止図柄は、異なる数字が3つずつ記された8つのテーブルによって決定される仕組み。ただし、各テーブルに赤数字と緑数字が均等にちりばめられていたわけではなく、赤数字が出やすいテーブルもあれば、逆に緑数字しかないテーブルもあるなど、偏りが設けられていた。
なお、連続回し中は特定の2つのテーブルをひたすら行き来し、リーチを契機にこのループが崩れて他のテーブルへ移行するという特性があった。一方、単発回しの場合は、そのつどランダムにテーブルが選ばれる仕組みとなっていた。
ここまで話せば、もうオチを言ったのも同然だろう。
「赤数字の出やすいテーブルが選択されていると判断できれば可能な限り連続回しを続け、そうでない場合は赤数字の出やすいテーブルに移行するまで単発回し」
…そう。これを繰り返すことによって、大当り確率を設計値の250分の1から150分の1程度にまでアップすることができたのである。
当時、ホームグラウンドとしていた最寄り駅前のS会館に『パールセブン』があって、パチンコ必勝ガイドに掲載された記事を読んで試してみたのだが、例の一発仕様アレンジボール機『シャトル21』の状況が激甘だったのもあって、効果を実感するほどまで打ち込むことはなかった。
ただ、自分の台のみならず隣で打つおっちゃんおばちゃんの台も、中デジタルを見ているだけで次回の停止出目が読めたので、たとえばリーチがかかった瞬間に「おめでとう、大当りやで」と予言して「な、なんでわかってん!? 兄ちゃん、超能力者かいな!!」と驚かれるのが、なんとも楽しかったと記憶している。
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