バッキバキ「不正改造」発覚で廃業したパチスロメーカーも… レジェンドライターが解説する「裏モノ4号機」
以前、当サイトではパチンコ・パチスロ系YouTube「ぱち馬鹿っ!!」内の動画「【今さら聞けない】裏モノとは何か?」について触れた。
不正に改造された「裏モノ」パチスロ… その歴史回想動画が話題
第二弾は「4号機時代の裏モノ」について
レジェンドライター・アニマルかつみ氏がナビゲーターを務めた当動画では、パチスロの誕生から3号機時代までの裏モノの歴史を紹介。攻略誌の台頭によってメーシー販売の2-2号機『リバティベルⅢ』や、ユニバーサル販売の2-2号機『リバティベルⅣ』などの裏モノが世に知れわたったこと、3号機時代は各種規制を受けて出玉の波が「単調」になったことで、多くのマシンが爆裂化したことなどを回想した。
先日は、その動画の第2弾として「【今さら聞けない】4号機裏モノとは何か?」がアップされた。こちらの動画では文字通り、4号機時代の裏モノについて詳しく語られている。
これによると、4号機の第1弾となるエレクトロコインジャパンの『チェリーバー』は1992年の暮れにデビューした。ただ、当時はサミー工業の3-2号機『ミスターマジック』や、パル工業の3-2号機『ペガサス412』などの不正改造機が蔓延。1993年には20万台超を売り上げた歴史的ヒット作『ニューパルサー』が誕生するも、まだまだアンダーグラウンドなマシンを好むファンは多かった。
パル工業、大東音響などのマシンが次々と裏モノ化
そんな中で注目を集めたのが『サファリラリー』や『グレートハンター』などでお馴染み、エーアイの『ウィリーチャンプ』と『ウィリーチャンプV』。4号機以降、解析情報は出回らなくなったそうだが、どちらも激しい連チャン性を持っていたという。
またパル工業のマシンも、伝統の『ペガサス』の名を廃して以降、イリーガル化。同配列・同払い出しの『V10』『パワーゴリラ』『パワーボム』『キングアロー』などはバンバンバージョンなどと呼ばれ、とりわけチェリー連を契機とする『ビガー』はアニマルかつみ氏も「大好き」だったそうだ。
だが、そんなパル工業のマシンは「ハードウエア」の改造によって連チャンが誘発されていることが発覚し、あえなく廃業。その後、頭角を現したのが大東音響のマシンたちだったという。
有名なものでは『キングガルフ』や『リズムボーイズ』があり、どちらも連チャンと引き戻しを繰り返す「状態」仕様。ただ、こちらも警察から「やりすぎ」と注意され、日電協(日本電動式遊技機工業協同組合)を脱退することとなったそうだ。
以降はマツヤ商会やJSIといった日電協非加盟メーカーのマシンや、完全告知マシンのブームに乗った沖スロが裏モノ業界で活躍。アニマルかつみ氏はマツヤ商会の工場を取材したことがあるそうだが、「なぜかパル工業の筐体を使っていた」「敷地内に停めてあったトラックのここ(運転席)に『ビガー』のパネルが置かれていた」そうで、「パル工業さんとの縁を感じずにはいられない」と苦笑した。
このように、裏モノは時代と共に変化したが、いよいよ、その裏モノも終焉を迎える。理由は一体、なんなのか。詳しくは当動画をご覧いただきたい。
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