パチスロ「怪鳥コンドルの正統後継機」~4号機名機伝説~ユニバーサル販売『クランキーコンテスト』編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.147】
アニマルかつみの回胴青春時代Vol.147
1995年夏、業界最大手のユニバーサルからリリースされた『クランキーコンドル』。
同社初となる緻密なテーブル式リール制御による大量リーチ目を搭載した本作は、破壊的な効果を誇るビッグ中のリプレイハズシなど高い技術介入性が向上心豊かな若者を中心に受け大ヒット。累計販売台数23万台を記録した『ニューパルサー』を始めとする山佐のマシンが圧倒的なシェアを誇っていた4号機パチスロ市場の情勢を一変させる契機となった。
そんな、ある意味で革命的なマシンの遺伝子を色濃く受け継ぐ直系後継機を、今回は取り上げてみたい。
クランキーコンテスト
1997年夏にリリースされた新生ハゲタカ、『クランキーコンテスト』。不敵な表情でプレイヤーを挑発する下パネルのキャラが象徴するように、本作は先代同様…いや、先代以上に高い技術介入性を誇るマシンだった。
役構成など基本的な仕様は、先代を踏襲。3種類のビッグと2種類のREGを持ち、ビッグ中にのみ有効な4種類の15枚役「コンドル・7・7」も当然、健在である。ただし、払い出しについては、ボーナスインが0枚、JACが14枚と減少。微細な変更のようにも思えるが、獲得枚数に与える影響は計り知れない。
一方、スペックは、メインのビッグこそ全設定を通して高めだが、対するREGには大きな設定間格差のついた確率配分。全設定にわたって連チャン期待度の高い確率設計だった先代と比べると、特に低設定域の辛さが目立つ。
そんな本作の性格をもっとも象徴するのが、当時のホール向け宣材資料に記されていた推定機械割の数値。なんと、テキトー打ちだと最高設定6でも103.8%と激辛で、技術介入を駆使しないことにはどうにもならない仕様だったのである。
必須なのは「ビッグ中のリプレイハズシ」
先代に比べて大幅に辛くなったスペックを埋め合わせするのに必須なのは、いうまでもなくビッグ中のリプレイハズシ。その効果は、小役目押しと比較してもプラス37枚、テキトー打ちと比較するとプラス70枚強にものぼるなど絶大だった。
効果が高いぶん、難易度も激高。例によって変則打ち時は、テーブル式リール制御ならではのトラップが仕掛けられており、「中段スイカが選択された場合、中リールは2コマしかアシストがない」とか、「右リール上段からの15枚役成立時、中リールの引き込み範囲内に7を狙ってもビタ止まりして取りこぼす」などなど、小役を取るにも細心の注意を要した。
そしてなによりプレイヤーの技量が問われたのが、ボーナスインをハズす際の左リールの目押し。先代では2コマの余裕があったが、本作では正確無比なビタ押しが要求されたのである。
なお、パンク防止のため残り8ゲーム以降は順押しで小役をフォローすることになるのだが、この場合も第2リールのアシストがシビアなので所定の箇所を慎重に狙う必要があった。とにかく、ビッグ中はいつ何時も気を抜くことができず、緊張感は先代の比ではなかった。
かような攻略難度の高さがアダとなり、ライトユーザーや中級者からは敬遠されがちだった二代目ハゲタカ『クランキーコンテスト』。しかし、元々のスペックが辛めなこともあって、他のユニバーサル系技術介入マシンよりもホールでの設定は総じて高く、腕自慢のプレイヤーからは「ライバルも少なく、これほど手堅く喰える台はない」と、大いに重宝されたのである。
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