パチンコ新台「最驚の出玉力」「革新的BIG」も話題のヒットメーカー…第3四半期以降は「販売を本格化」へ
「革新的BIG BONUS」と「グルグルクギナイン」システムを搭載した『P新日本プロレスリング』や、「ALL1500発×継続率80%」の衝撃スペックが話題の『P JAWS3』を発表。ヒットメーカー平和が、パチンコファンから熱視線を浴びている。
そんな平和(東証1部:6412)は11月10日、2021年3月期の第2四半期決算を公表した。
これによると、売上高は前年同期比48.9%減の377億8100万円で、営業損失は46億8000万円、経常損失は46億9400万円。前年同期の売上高は739億1100万円で、営業利益は135億5000万円、経常利益は135億3200万円だった。
同社は遊技機事業の現状を「緊急事態宣言後の営業等の自粛要請は解除されたものの、顧客であるパチンコホールへの客足の戻りは鈍く、稼働も未だ完全に回復していないなど先行き不透明な状況」と分析。「旧規則機の経過措置期間が1年延長されたことで、新規則機の購入を控える動きに繋がった」とした。
これにより当第2四半期は前期発売した機種を中心に販売。売上高は28億9300万円、営業損失57億9500万円と、売上高295億6800万円、営業利益79億4600万円だった前年同期を大幅に下回った(売上高前年同期比90.2%減)。
同社におけるもうひとつの柱であるゴルフ事業は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、来客及び従業員の安全確保、感染防止策を徹底した事業運営を引き続き実施。「数年続いた大きな台風被害が今期は発生しなかった」ことや「第2四半期における来場者の大幅な回復があった」ものの、第1四半期における業績の落ち込みを補うまでには至らず、また「スループレーの増加やコンペの中止などにより顧客単価が低下した」ことで前年同期を大幅に下回ったとした。
同事業の売上高は前年同期比21.3%減の348億8800万円で、営業利益は前年同期比65.8%減の24億6000万円となった。
一方で、「パチンコホールの稼働は緊急事態宣言前の約8割まで回復」と市場動向を分析。「需要の増加が見込める第3四半期以降に販売を本格化」するとし、「新機種以外にも、パチンコ機は遊パチ等の別スペックも販売予定」とした。
今後はパチンコ機『ルパン三世 復活のマモー』、パチスロ機『南国育ち30』『戦国乙女3 天剣を継ぐもの』などパチンコ機78,000台(6タイトル)、パチスロ機52,000台(7タイトル)の販売を計画。前期はパチンコ機95,483台(10タイトル)、パチスロ機68,917台(8タイトル)を販売した。
2021年3月期の連結業績予想は8月に公表した数値から変わらず、売上高1248億円(前期実績1445億7300万円)、営業利益69億円(同235億5100万円)、経常利益63億円(同232億7800万円)としている。
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