パチスロ「意図的なチェリー連打」と特化ゾーンの引き戻しループが魅力！斬新なゲーム性を搭載したレア台を振り返る!!

「思い出深いマシン」や「印象に残っている機種」を取り上げる本コラム。今回は、戦国武将である「上杉謙信」をモチーフにして作られたオリジナルパチスロ『戦人〜上杉謙信〜』（KPE）について書いていきたい。

チェリー高確率が出玉のカギを握るART!!

　通常時は、レア役や規定G数消化を契機に突入する2つのCZ「乱れ龍モード」と「妖魔ミッション」からART当選を目指していく。

　ART「戦人RUSH」は、純増約2.0枚、1セット40G+αのG数上乗せタイプ。消化中は、レア役成立時にG数上乗せ特化ゾーン「（天下）戦人乱舞」の突入抽選が行われる。

　本機のイチ押しポイントは、チェリー高確率状態を活かしたゲーム性だ。ART中のチェリー成立後や特化ゾーン中など、特定の状態で発動するとチェリーが高確率で成立。「戦人RUSH」中ならチェリー6回で特化ゾーンへ突入となり、さらに特化ゾーン「（天下）戦人乱舞」中は上乗せが濃厚と、場面を問わず熱くなれるシステムとなっている。特に「（天下）戦人乱舞」」中はチェリーを含むレア役の出現率が約1/3まで上昇するため、上乗せし放題の快感に酔いしれることができるのだ。

ストックの大量上乗せが期待でき、特化ゾーンの引き戻しも可能!!

　そして特化ゾーン終了後は引き戻しのチャンスで、突入契機がレア役なら「蒼月の刻」、チェリー高確率なら「紅蓮の刻」と2種類の引き戻しゾーンを搭載。前者は引き戻し成功時に特化ゾーンの複数ストックに期待ができ、後者はチェリー高確率で揃うたびに引き戻し抽選を行う。

　ART中はチェリー高確率の楽しさを味わいながら、特化ゾーンのループで大量上乗せも期待できた本機。導入当初からあまり見かけることがなくレア台の印象だったが、打ってみると非常に面白いマシンだと感じた。

　筆者は本機を数回打った程度だが、一度だけ「天下・戦人乱舞」へ突入させ、250Gの上乗せに成功。引き戻しこそ失敗したが、「もう一度この特化ゾーンに入るかも!?」とワクワクしながら楽しむことができたことは今でも覚えている。

　通常時は高い頻度でCZへ突入、ART中はチェリー高確率に期待、そして引き戻しが可能な特化ゾーン搭載と、長時間打ってもプレイヤーを飽きさせない仕上り。個人的には、もっと評価されても良かった5号機のひとつといえる。